大京のリフォームでマンションリフォームをした、埼玉県在住50代女性の体験談です。

かんたん3分!リフォームで失敗を避けるために必ずやっておきたいこと

基本情報

地域 埼玉県
年齢と性別 50代女性
業者名 大京のリフォーム
住宅タイプ マンション
リフォームした場所 フルリフォーム
当初予算 500万円
実際にかかった費用総額 800万円
検討開始から契約までの期間 6ヶ月
工期 2ヶ月

リフォーム後の内装(画像)

キッチンの食洗機です。腰の高さにあるので、食器の出し入れが楽です。
大京のリフォームのキッチン

左が水道の水栓、右が浄水器の水栓です。2つ水栓が並んで邪魔かとも思いましたが、とても重宝しています。
大京のリフォームの水栓

洋室のドアは、開閉式から引き戸にしました。勢いよく閉めても、閉まる直前でスローダウンして、静かに閉まります。
大京のリフォームの引き戸

脱衣所の収納です。ここに湯上がり時の着替えやタオル類をしまっています。また、日用品のストックもできます。
大京のリフォームの脱衣所

リフォームしようと思ったきっかけ

新築マンションを購入して快適に過ごしていましたが、築20年が経った頃、リフォームを考えるようになりました。そのきっかけは主に3つあります。

1.水回り中心に修理が必要な箇所が目立ってきた

例えば、ビルトイン式の食洗機が動かなくなりましたが、メーカーはもうその時に存在しないサンヨーだったので、部品が調達できず、修理できませんでした。

他のメーカーのビルトイン食洗機を入れようとしましたが、既存のシステムキッチンとサイズが合わず、どうしても設置したいのなら全部交換するしかないと言われました。

また、トイレは水漏れで修理しましたが、業者さん曰く、色々な部品が劣化しているので、今度水漏れが起きたらトイレ全体を取り替えた方がよいとのことでした。

2.子どもが独立した

一人娘が結婚して独立し、3人家族が2人となり、部屋の使い方が変わってきました。

娘が小学生の頃までは、南向きの畳の部屋に3つ布団を敷いて、親子が川の字で寝ていましたが、中学生になると子供部屋での時間が増えていきました。

そして、その部屋の主は巣立ち、空き部屋となりました。私たち夫婦も、畳に布団を敷くより、ベッドの方が楽だし、埃もたたないため、畳部屋を不要と感じてきました。

3.金銭面での将来への不安

リフォームをするとなると、コストは何百万円にもなりますので、収入が安定している現役のうちにやっておいた方がいいと思ったからです。

色々劣化が目立ってきたにせよ、今すぐリフォームしなければならない状態ではなかったのですが、年金生活に入ってからだと、大金を支払うのにより勇気が必要になります。

そして結局やらずじまいで、ボロボロの部屋に住み続けることになるのではないかと不安を覚えました。

大京のリフォームを選んだ理由

5~6社に資料請求し、その中から3社にお会いしました。地元密着型の会社と大手不動産、そして最終的にお願いすることになる大京のリフォームです。

地元密着型の会社は、早速間取り図案を持って訪問されましたが、特に可もなく不可もなしという印象で、私の中では早期に脱落していきました。

大きなお金がかかったビジネスですので、営業の方との相性というのも大きな決め手でした。

大手不動産は「せっかくリフォームをやるならスケルトンにして、思い通りの間取りに作り替えましょう」「床下や天井裏のパイプ類も新しいものにしましょう」と勧めてきました。

実際持ってこられた間取り図案は、南向きのキッチンが東向きになっていたり、パントリーのスペースが確保されたりと、私が考えもしなかったアイデアでした。

その斬新さに一瞬「ここにお願いしようかな…」と思いましたが、問題はコストでした。当初の予算は500万円ほどでしたが、スケルトンだと1千万円超になるということで、躊躇しました。

そのような時、同時に進行していた大京のリフォームの女性デザイナーは、「スケルトンにしなくても十分間取りの変更はできますし、まだ築20年なので使える資材は活用して、コストを削減しましょう」と言ってくださいました。

それでも、予算はかなりオーバーしていたのですが、幾度かの価格交渉に応じてくださり、結局大京のリフォームにお願いすることになりました。

マンションが大京マンションなので、構造をよく知っているグループ会社であるという安心感もありました。

工事中の現場の様子

全面リフォームになるため、工事期間の2ヶ月間は同市内に引越しをしました。2ヶ月だけですので、一般の賃貸住宅は借りにくく、またウィークリーマンションなどでは割高で、家具の置き場がありません。

そこで、大京に紹介されたUR賃貸住宅に申し込みました。ここは礼金なし、仲介手数料なしで、引越しのコストがかなり抑えられます。

また、2ヶ月だけ借りるのですが、それは別に前もって言わなくても大丈夫で、実際何のトラブルもありませんでした。

リフォームする部屋は8階建ての6階ですが、工事中はかなりの騒音が出るので、事前に、上下左右のお部屋の方々に菓子折を持って挨拶に行きました。

大京のリフォームの方が「代わりに挨拶に行きます」と言ってくださいましたが、ここは世帯主が自ら行くべきだと思い、断りました。

リフォーム中の部屋は、2ヶ月の工事の間に、3回見学させてもらいました。

1回目は室内の流し台や風呂やトイレなど、すべてが取り外され、がらんどうになった状態の時です。

今まで20年間住んでいた空間ですので、それがすべて取り除かれて少し寂しさも感じましたが、これから新しくなるというワクワク感もありました。

2回目は、ほぼ骨組みが完成し、数日後に風呂やシステムキッチンなどが納品されるという時です。新しい壁、床が次々に作り込まれ、新築の匂いがして、マンションを買って住み始めた頃を思い出しました。

そして3回目は、完成後のチェック時です。すべてが新しく、これからここに住むという嬉しさが溢れてきました。

大工さんが、玄関の大理石の上に工具を落としてしまってヒビが入ったのですが、「すぐに取り替えます」と言ってくださいました。

素人目にはわからない程度だったのですが、自ら申告してくださったので、余計に信頼度が増しました。

「リフォームしてよかった!」と感じた点

大京のリフォームのキッチン

水回りを修理しようと思ったのが、リフォームのきっかけの1つですが、ショールームに何度か足を運んで、風呂、トイレ、キッチンはすべてTOTO製にしました。

当然ですが、20年前のものとは比べものにならないぐらい、デザインも使い勝手も進化していました。

風呂

床に「カラリ床」を採用しました。入浴後によく換気をしておけば、朝にはすっかり乾いています。そのため、カビの発生が減り、風呂掃除も楽になりました。

浴槽は「クレイドル」という種類にしましたが、別名「魔法瓶浴槽」といい、魔法瓶のように冷めにくくなっています。実際、お風呂が湧き上がってから、数時間たっても追い炊きの必要がありません。

また、浴室換気暖房乾燥機を付けました。

冬の寒い時期は温風を出して暖かく、夏の暑い時期や掃除の時は涼風で涼しく、雨天でベランダに洗濯物が干せない時は衣類乾燥と、抜群に便利な機能です。

トイレ

使おうと近づくと、シャーッと除菌水をまいてお迎えしてくれます。設定によるとは思いますが、夜中にもシャーッと自動で除菌水をまいてくれます。たかがトイレなのですが、愛着すら感じます。

また、水洗時の水量が20年前と比べて7割程度と、大幅に節水できているようです。

システムキッチン

念願のビルトイン食洗機を設置しました。

以前の食洗機は流し台の下部にあったので、食器の出し入れ時にしゃがまなければなりませんでしたが、今回のものは腰の高さにあるので、食器をセットする時も、取り出して食器棚にしまう時も、とても楽になりました。

そして、浄水器もビルトインにしました。

流し台の水栓と浄水器の水栓が2つ並んでニョキッと出ているのは邪魔かなと思いましたが、調理の時などに浄水を頻繁に使うので、とても便利でした。

浄水のカートリッジの取り替えが年1回というのも、面倒がなくて良いです。

流し台の引出しも大きく、以前は入りきらなかったホットプレートや大型鍋や中華鍋など、全部収納できて感激でした。

いつも油ゴテゴテだった換気扇は、取外しが簡単で手入れしやすいので、なかなか気が進まなかった掃除も、今は4ヶ月に1回のペースでお手入れをしています。

水回り全般

すべての水回りにおいて、汚れがつきにくく、お手入れが簡単というのは嬉しい点です。

また、機能が格段に向上し節水できることで、1ヶ月の水道代がリフォーム前と比べて半分になりました。

水回り以外

間取りが自由に変更できたこともうれしい点でした。

分譲の新築マンションを購入したため、部屋を選ぶ時に、あまり細かい注文は出来ませんでしたが、リフォームで、私の要望がほぼ実現しました。

畳の部屋をフローリングにし、隣のリビングとジョイントして広い空間が生まれました。

また、以前の娘の部屋には、床面積で50cm四方程度の小さなクローゼットがあったのですが、その部分と隣接するトイレの向きを変えることで、布団も入る押し入れになりました。

寝室にあったクローゼットは、隣の洗面所の出っ張りをなくし、全面のクローゼットになりました。これで2人世帯には十分過ぎるくらいの収納スペースが生まれました。

あと、今まで開閉式だった洋室のドアを、すべて引き戸にしました。部屋が広く使え、玄関ドアが開いたときに、フックし忘れで、ドアがバタンと閉まってしまうこともなくなりました。

後悔ポイント・気になるところ

住み始めて2年になりますが、未だに新築に越してきたようで快適です。しかし、部屋の壁紙をもう少しデザイン性のあるものにした方がよかったかもしれないと思います。

リフォーム時には、水回りの機材はもちろんのこと、壁紙や床の色、素材まで、ショールームに行って、細かく打ち合わせをします。

膨大な選択肢があるので、嬉しい反面、大変でもあります。

壁紙を選ぶ時に、色や模様があると落ち着かないかなと思い、無難な白を選びましたが、住み始めてみると、あまりにもガランとしているので、もう少しアクセントがあった方がよかったかなという気もします。

少し寂しいので、今は絵などの額を飾るようにしました。

また、フローリングが、季節によってきしむ音がします。

完成直後は、音がしなかったのですが、2年の保証期間がもうすぐ終わるという頃に、ある部分がギシギシいい出し、無料で修理をしてもらいました。

修理後、そこの部分は音がしなくなりましたが、2年を過ぎた現在、また別のところできしむ音がしています。業者に見てもらったら、湿度によって音がすることがあるとのことで、しばらく様子を見ることになりました。

有償になるかどうか、季節が変わったら収まるのか、少し不安です。

これからリフォームしようと思っている方へのアドバイス

大京のリフォームの水栓

リフォームをするとなったら、業者選び、間取りの検討、キッチンやバスの資材選び、(場合によっては)引越し、資金繰り等、大変な労力が必要になります。

また、絶対今すぐにリフォームしなければならないというケースは少ないと思うので、「やるんだ」という強い意志がないと、なかなか前に進みません。

水回りの修理が必要になったとか、子どもが独立したとか、何かきっかけができて、気持ちが動いたら、一気に取り組みましょう。それも「何月までに完成」と、期限を決めた方が良いと思います。

世の中にはリフォーム業者が山ほどあります。

それを全部見て検討することは不可能なので、どんどんふるい落として行き、感じの良い、気の合いそうな業者を3社程度ピックアップして、相見積もりであることを告げ、競争してもらえば良いと思います。

私の場合、大京のリフォームの方が価格交渉に応じてくださったあとも、実はまだぐずぐずしていました。すると大京さんが「これでやりましょう」と背中を押してくれたので、やっと決断できました。

業者さんはリフォームの最初から最後まで、伴走してくれる良きパートナーです。

キッチンやトイレなどの資材も、ショールームに行けば、ピンからキリまでずらりと並んでいます。

上を見るときりがありませんが、リフォーム工事では、ほとんどの場合、数10年前のものとの取り替えですから、スタンダードラインの商品であるにしても、デザインや機能性は格段に向上しています。

電気製品の進歩を考えるとよくわかりますが、キッチンや風呂なども大きな変化を遂げているのです。

予算の上限を決めて、余分なものは見ない。そうして取捨選択をしていけばいいと思います。

リフォームは、一生の中で1,2回あるかないかの、かなり大変な作業です。それも、絶対しなければならない事ではないかもしれません。

しかし、労力が大きかった分、その後の達成感や充実感も大きくなります。水道光熱費も安くなり、新しい気持ちで生活できます。

今もしリフォームを検討されているのであれば、まずは良きパートナーを見つけるところから、スタートしてみてください。

リフォーム&お金で後悔しないために

リフォームをするにあたって、後悔しないための重要なポイントが3つあります。それは…

  • 複数の会社から見積もりをとって、総費用を比較する
  • 複数の会社から資料をもらって、各社の得意な施工を把握する
  • 多くのリフォームプランを見比べて、リフォームアイデアを盗む

お金に関して言うと、同じようなリフォームプランでも、リフォーム会社によって数十万~100万円以上もの差がつくこともあります。そのため、相見積もりは必ず取りましょう!

リフォームプランに関しても、これまで気付かなかった素敵なリフォームアイデアを参考にすることで、リフォーム計画が一気に進むのでおすすめです。

ですから、リフォームを成功に導くためにも、上の3点は必ず行うべきなのですが、1社ずつ資料請求&見積もりをやろうとすると手間も時間もかかって面倒…。

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