一条工務店で注文住宅(セゾンF・3300万円・37坪・6LDK)を建てた、埼玉県在住40代男性の体験談です。
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基本情報
地域 | 埼玉県 |
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年齢と性別 | 40代男性 |
家族構成 | 夫婦・娘2人の4人家族 |
ハウスメーカー名 | 一条工務店 |
商品名 | セゾンF |
住宅タイプ | 2階建て |
構造・工法 | 木造軸組工法(夢の家I-HEAD構法) |
購入パターン | 土地と注文住宅 |
当初予算 | 5000万円 |
実際にかかった費用総額 | 土地2000万円 建物3300万円 外構180万円 解体費240万円 諸経費180万円 (※当時の金額。現在はより高額) |
坪単価 | 89万円 (※当時の坪単価。現在はより高単価) |
建坪(建築面積) | 21坪 |
延坪(延床面積) | 37坪 |
間取り | 6LDK |
検討開始から契約までの期間 | 11ヶ月 |
工期 | 4.5ヶ月 |
関連ページ | ・埼玉のハウスメーカー ・3000万円台 ・坪単価80万円台 ・20坪台 ・30坪台 ・6LDK |
外観・外構(画像)
展示場巡りをしていた頃は外観にこだわりがありませんでした。特にイメージもありませんでしたが、他社の商品や提案に感化される中で、自分のイメージがはっきりしていきました。
3つ窓の帯はハーフティンバーをイメージしたものです。
内装(画像)
「玄関を開けたら、正面に階段の手すりと腰板」という構図は、オーナー訪問したお宅で見て欲しくなったものです。このような条件の中で、隙間を縫うように間取りを作っていきました。
なお、正面のウィリアムモリスのアートパネルは、残った壁紙を使用して作った自作品です。
建てるまで分かりませんでしたが、キッチンは我が家の特等席です。吹き抜けから降り注ぐ太陽光に輝くリビングと庭を見渡せる、唯一の場所です。御影石に映る格天井や照明も大のお気に入りです。
リビング・ダイニング・和室のどこにいても目に入る格天井。目が行きやすく、我が家の大きな特徴になっています。写真は、お世話になった方を招いての宴前の一コマ。
工事現場(画像)
工事現場に毎日通っていただけあって、たくさんの建築現場写真があるのですが、中には意図して撮ったものもあります。
この写真は、住んだ後に釘などを打つ際に(時計など)、下地の位置を確かめるための手がかりに、石膏ボードが張られる前に撮りました。
下地センサーだけだと意外とわかりにくいことが多く、写真と合わせて木の位置を確定できることが多いです。
設計図・間取り図(画像)
2代目になる模型。外構イメージを作るために作りました。家本体以外は、100均の品々(スポンジや粘土など)でできています。「庭を作ること」も希望していた条件でした。
一条工務店の電気図面です。この線のつながりを覚えながら、全体像を把握するのはほぼ不可能です。
そこで、色のついたペンで線をたどることで、視覚化することができました。かなりわかりやすくなるため、おすすめです。
我が家のパースです。形が複雑なのがわかります。一般的に「出隅」「入隅」の数で、価格が違うメーカーが多いなか、一条工務店はいくつあっても標準です。
また、アイスマートは総2階ですが、軸組は関係ありません。初めてこのパースが出来上がったとき、営業さんが「〇〇さんの家は、正面、左右の三方良しですね!」と笑顔でおっしゃったのを思い出します。
腕利きの設計士さんには今も感謝しています!
家を建てようと思ったきっかけ
築30年近くになる中古一戸建てに住んでいた私たち。そろそろリフォームするか、買い替えるか…。
そんなタイミングで長女が3歳になると、親同士の付き合いも増え、他人の家が気になり出します。
「〇〇さんの家は広くてスタイリッシュだった!」「ウチはみすぼらしくて人を呼べない…」。
そんな状態を象徴するかのように、ペンタくん(外壁リフォーム屋さん)の飛び込み営業が日に日に増えてゆきます。
ある日のこと。私たちは、ポストに投函されていた広めの中古タワーマンションのチラシを見て、その物件を見に行くことに。
「いつか一度はタワマンに住んでみたい…」そんな漠然とした憧れを妻の一言がぶち破ります。
「狭っ!」
マンション特有の梁などによる圧迫感や、間取りからそう感じたのでしょう。
これをきっかけに家探しが本格化しましたが、皮肉なことにこれでマンションは検討から外れました。
当初は、中古一戸建てを買い、リフォームして住むことを検討していました。
DIYが好きな私たちは、自分たちで住んでいる家の壁紙を張り替えたり、トイレをフルリノベするなど、建物を自分たちで好きにいじることを楽しんでいました。
しかし、スクラップ&ビルドの日本で、ちょうどいい中古一戸建ての情報はそんなに多くありません。求めるサイズの中古物件は分譲業者に買われ、条件付き土地で出ていることも多いのです。
そこで、土地または古家付きの土地を買い、安いハウスメーカーで注文住宅を建てることに!ここから本格的に土地探しと住宅展示場巡りを開始しました。
一条工務店を選んだ理由
私の建てた一条工務店の「セゾンF」は、人によってデザインの好き嫌いが分かれると言われています。
しかし、明治・大正時代の洋館が好きな私たちにとって、セゾンFのデザイン、特に「腰板」と「プレシャスウィンドウ」は趣味にドストライクでした。
「カタログに掲載されている素敵な建具の大半が標準仕様」というわかりやすさに、「性能の高さ」と「価格バランス」が加わり、向かうところ敵なし状態に近かったと思います。
ただ、2度ほど他社さんに心奪われたことがあります。
まずはローコストメーカーを除外した
私たちのハウスメーカー選びは以下のようなものでした。
ハウスメーカー選びを開始した私たちは、15社のモデルハウスを巡り、そのほか10社以上に資料請求をしました。
運よく2社目で自分たちの理想に近い一条工務店のセゾンFに出会えた私たちは、情報収集がひと段階した時点で、一条工務店の規格住宅を研究。
多くのハウスメーカーには、間取りがほぼ固定された安価な規格住宅プランが存在しますが、一条工務店にも規格住宅が存在します。
そして、この時点で「ローコストメーカーにするくらいなら一条工務店の規格住宅に住もう」と心を決め、ローコストハウスメーカーを検討から除外しました。
この決断を入れたことによって、後々の本検討の段階でも、「高すぎるからローコスト見なくて大丈夫かしら?」のような不安とは無縁でいられました。
見積もりを使って6社まで絞った
次に比較検討のため、一条工務店からセゾンFの30坪ほどの見積もりをいただき、同様の条件で10社に見積もりを依頼しました。一条工務店の見積もりをベンチマークに使ったのです。
一条工務店の価格とスペックをチラつかせることで、価格がかけ離れているハウスメーカーやスペックが合わないハウスメーカーには降りていただきました。
大手のうち2社は「うちではその価格では請け負いません」と自ら離脱。
スペックや提案の内容が合わなかった他の2社には、一条工務店の見積もりを伝えることで、納得せざるを得ない状況を作り、降りていただきました。
こうして6社まで絞り、最終的な絞り込みに移りました。
最終コンペで3社に絞った
最終コンペを前に最初にやったことは、要望を具体的に書面に起こすこと。
この頃になると、様々なハウスメーカーを巡る中で自身の知識が増え、自分たちがやりたいことも固まりつつありました。
この書面をお渡しし、要望を口頭でもお伝えすることで、「譲れないこと」やイメージとして持っている「ぼんやりしたもの」を共有し、お互いの認識のズレを極力減らしました。
その際、ハウスメーカーにそれぞれ特徴(長所・短所)があるため、「条件はそろえなくてよいこと」と「価格だけでは決めないこと」もお伝えしました。
良さを引き出し、相応の価格を提示いただいたうえで、総合的に判断したいと思ったのです。
プランの作成は、契約前から設計士やデザイナーの方が出てくる会社、営業の方のみで提案プランを作る会社など、さまざまです。
各社とは個別に複数回時間を取り、一緒に伴走しながら提案プランを作成いただきましたが、途中3社の提案内容に限界を感じ、降りていただきました。
最後まで悩んだ2社
そして同じ頃、一条工務店のプランが心に響かず、「最後は一条がある」という心の拠り所が崩れていました。
その中で存在感を発揮したのが大手のM社と東北を本社に置くH社。
M社は最初から設計士さんが私たちの趣味を掘り下げ、ぐっとくるような間取りプランを提案。
M社は内装デザインに長けており、うっとりする提案をくださいました。この瞬間、心はM社に傾いていたと思います。
H社は建材業出身ハウスメーカーで、木材の質感も素晴らしく、大屋根のシルエットが特徴的な家は、まるで高原に建つ一軒屋のような佇まい。
「洋館」とは離れますが、信州が好きな私たちは激しく心を揺さぶられました。
しかし、ほぼ同じスペックで比べると、一条工務店は2800万円、H社が3300万円、M社は4000万円と、価格が大きく離れてしまいました。
電話でH社に「正直500万円の差は大きい」と話すと、頑張ってはくださったものの、「自分たちの家の価値を下げることはできない」と離脱を告げられました。
H社をあきらめなければならないと分かった時には、夫婦そろって落胆したものです。
一方のM社ですが、4000万円の提示があった段階で、吹っ掛けられた感を感じていました。しかし、結果を伝えると一言、こうおっしゃったのです。
「では、一条さんとH社さんの間をとって、3000万円でいかがでしょう」
…。こちらは、私たちの方からお断りさせていただきました。
実は、H社から「M社は近ごろコンペでいきなり1000万下げてくることがあるらしいから、気を付けてくださいね」と忠告を受けていました。
その時はH社のジャブだと思っていましたが、まさか自分の身に降りかかるとは…。
提案書がすばらしかった一条工務店
こうして30社近くの中から、一条工務店とお付き合いすることが決まりました。
実は、コンペのプランを練る最終段階で、一条工務店の設計士さんが変わっています。間を取り次いでいた営業さんは大変苦労されたと思います。
そこからの一条工務店の提案書は私たちの心を掴む、大変すばらしいものでした。
工事中の現場の様子
家を建てるなんて、一生に一回あるかないかの経験。私たちは建築地の数件隣にアパートを借り、古家の解体から竣工までの1年間弱を間近で過ごすことにしました。
実は、短期契約ができるアパートは数が少ないため、違約金(我が家の場合1年以内の解約は家賃1ヶ月上乗せ)を承知で借りたのです。おかげで建築中はほぼ毎日顔を出すことができました。
基礎着工が近づくと、工事車両出入り用の保護マットが建築予定地にポツンと置かれます。それは、一条工務店から届く、最初の工事資材。工事の日が近づいたサインに心が躍ります。
次にやってきたのは、工事用の電気設備。工事中の電源が賄われる、簡易的な電信柱と電源です。そして、次に地縄が張られると、いよいよ基礎着工です。
基礎着工に際しては、基礎工事専任の監督がご挨拶に見え、スケジュールと内容を説明してくださいました。
そして、驚くことに施工中、「よろしければ基礎工事をご案内しましょうか?」と施主ツアーまで実施。知識の高さはもちろん、ホスピタリティの高さに感銘を受けました。
次に、上棟に際しては、営業さんがご近所さんにご挨拶に行ってくださいました。そして、朝から2日掛かりでクレーン車を使って工事を開始。2日掛かりで上棟すると、本格的に大工工事が始まるのです。
SNSで人気の工事中のイベント
余談ですが、一条工務店オーナーが家を建てる際にSNSで話題にする特有のシーンがいくつかあります。
最初に、SNSで「ジョーくんいらっしゃい」などと投稿される、建築看板の到来。
愛らしい一条工務店「事後公認」キャラクター、ジョーくんが描かれています。まもなく着工される象徴として、みな心待ちにします。
上棟時の名物は「空飛ぶキッチン」「空飛ぶお風呂」「空飛ぶ〇〇」です。
一条工務店の上棟は、工場で生産された建材やパネル、住設をクレーンで釣り上げ、施工してゆく方式。
キッチンが空を飛び、組み上げられた軸組の躯体の中に納まる様子は、仕事を休んででも見る価値があります。
次は、オーナー待望の気密測定。気密断熱性トップクラスの一条工務店は、全邸でテストを実施します。
比較的早い段階でテストをするのは、もし基準に至らなくても躯体が見えている間なら容易に隙間を特定し、その場しのぎではなく正しく処置することができるからだそう。
私たちは自分たちの家の「C値」と呼ばれる気密測定の値に、一喜一憂するのです。
そして、なんといっても人気なのが一条名物「銀世界」です。
一条工務店は全館床暖房が標準の商品が多く、オプションの場合も搭載率が高め。
だから、多くの一条工務店の家の床は、廊下やトイレに至るまで、床暖房のパイプが張り巡られたパネルで敷き詰められています。
そのパネルは、アルミ箔のようなもので覆われていて、施工中の様子は、まさに一面の銀世界。
「全館床暖」を象徴するこの「銀世界」は、一条オーナーになることを実感することができる一大イベントなのです。
人柄も技術も抜群の大工さん
一条工務店では、上棟期間はお手伝いの大工さんが多数来ますが、その後は棟梁一人で着々と工事を進めていきます。
我が家の親方は気立てが優しく、仕事も丁寧で、ちょっとおしゃべりな、とても腕の良い大工さんでした。
私たちは、毎日のように現場に足を運び、作業の一つ一つ、細かいところまで教えて見せていただきました。
そして、この「セゾンF」という商品の魅力を、大工さんの目線でたくさん教えていただきました。
「軸組の家はいいよ。建てていても面白いよ」そんなことをおっしゃるのです。
中でも印象的だったのは、「一条は、やりすぎなんだよ。」という言葉。
例えば、剛床はものすごく厚いし、石膏ボードも重い。釘を打つ場所はマーカーで決められており、後から監督がチェック、足りなければやり直す。
あまりにたくさんの本数のビスを打つので、一条の大工さんの道具は寿命が短いのが「一条あるある」だそうです。
それでも、ただでさえ頑丈な仕様が日進月歩さらに更新され、これでもかと進化していく。
そんな一条工務店の家ですが、図面に指示のない、見えない裏側の加工まで丁寧にこだわって作業するのが、棟梁流。
木が反らないように裏側を加工したり、石膏ボード一枚一枚4辺をすべて面取りし、石膏ボードの継ぎ目にパテがしっかり入るように工夫することで、壁紙クロスのひび割れを防止したり。
私たちは、棟梁のそんな姿に尊敬の念を抱くようになりました。
同時に、家を建てる過程を通じ、自分の家をどんどん好きになることができたのです。
監督による検査
建築現場は整理整頓が徹底されており、施主見学用のヘルメットまで用意されていました。
廃材は外の袋に集められ、定期的に回収されてゆくため、家の中はとてもきれいです。監督も定期的に訪問し、チェック・報告してくださいます。
我が家の場合は、監督より私たちの方が現場にいる時間・回数が多かったため、「〇〇さんの方が詳しいのでご存じかと思いますが…」が枕詞でした。笑
こうして一通りの作業が終わると、工事課の監督たちが集まり、検査に入ります。
「床の細かい傷まで見逃さないように這いつくばる姿は、匍匐(ほふく)前進のようだ」と、棟梁が笑いながら教えてくれました。
引き渡し
最後に、引き渡しの前のクリーニングが行われますが、私の場合は営業の皆様が我が家を訪問して、引き渡し前に1日がかりで綺麗にしてくださいました。
引き渡し書類にサインし、営業さんから鍵を戴く際に「これからは、私たちはもうこの家を管理しません。〇〇さんの手で管理することになります。おめでとうございます」と言われました。
この時の気持ちは一生忘れられないでしょう。
嬉しさ、責任感とともに、明日ここに来ても一条工務店はいないという寂しさ。
それくらい一条工務店は私たちの生活の一部になっていました。
アフターケア・保証・定期点検などの感想
「年に1万棟ほど増えてゆく大人気の一条さんのこと。きっと忙しくて、引き渡しが終われば一条工務店とは疎遠になるのかな…」
なんて思っていましたが、とんでもない。建てたときの現場監督さんがそのまま私たちのメンテナンス担当になり、相談すればすぐに駆けつけてくれます。
2ヶ月訪問
まず、引き渡し後2ヶ月後に「2ヶ月訪問」があります。
営業さんから「一条工務店はいつでも直しますので、『2ヶ月点検』じゃなくて『2ヶ月訪問』になっているんです」と説明がありましたが、なるほど、おっしゃる通り。
2ヶ月どころではなく、ちょっとした不具合や困ったことでも気軽に来てくれます。
内容によってはあの大工さんも一緒に来てくれますので、私たちにとっては嬉しく懐かしい、ちょっとしたハレの日です。
2ヶ月点検では、閉まりにくかったドアの交換(あっさり交換することろがすごい)など、数か所、調整していただきました。
腕のよい大工さんだっただけあって、不可抗力のような箇所以外の不具合はありませんでした。
一条工務店の家、特に私たちの住むセゾンFは、無垢の木材がふんだんに使われているため、時間の経過とともに木が動き、安定するまでに2年くらいかかるそうです。
そうすると、建具が閉まりにくくなったり、パネルの継ぎ目で外壁のタイルが割れたり、石膏ボードのつなぎ目でクロスにヒビが入ったりすることがあります。
初めて目にする人は驚き、「一条工務店、大丈夫なの?」となりますが、私たちはどこを吹く風。
最初から説明を受けているので、「そんなもん」という感覚。直してもらえることを知っているので、気にしません。
表面より中身がどれだけしっかりしているか、着工から竣工までの4ヶ月半、しっかりこの目で見てきました。
正直、また監督に会えると、嬉しい気持ちすら湧いてきます。
保証について
もちろん、すべてが永遠に無償ということではありません。
場所によって保証年数が異なりますし、外壁などは劣化具合によっては10年目に有償で修繕しないと30年の保証が継続しないなど、場所によって条件も異なります。
私たちの家はまだ1年少ししか経過していませんので、この先の節目を経験していませんが、少なくとも現時点でなんの不安もありません。
強いて言えば、2年目の点検でいくつかの項目が保証から外れますので、それまでに直すべきところをきちんと挙げ、修繕できればと思っています。
便利なアプリ
竣工後には、一条工務店オーナー用のアプリが利用できるようになります。
発電状況や消費電力の状況がわかるほか、備品が買えるオンラインストア、アフターメンテナンスの依頼、メンテナンスマニュアルなどのコンテンツをはじめ、台風前には住まいの注意アラートが飛んでくるなど、メンテナンスに関する機能も満載!
ちなみに、定期的に交換が必要になる24時間用の換気フィルターは、竣工後に営業さんがかなりの年数分をプレゼントで置いていってくださるので、当面困ることもありません。
こだわりのポイント
最初は夫婦の理想に大きな違いがありましたが、クラシックホテルを好きになったことで、大正ロマン風の洋館を建てたいと思うようになりました。
そして、その願いが一条工務店の洋館「セゾンF」という商品で叶いました。
「セゾンFで大正ロマン風の家を体現する」と決めたときから、いくつかこだわったポイントがありますので、ご紹介します。
格天井
格天井とは、木で組んだ格子状の飾り天井のようなものです。
私たちは、まず1Fの立体模型を作成。
次に格天井の図案を複数考え、模型のフタの内側に格天井のデザインを描いて蓋をし、模型の中をiPhoneのカメラで接写することで、実際のイメージに近い写真で図案を見比べて検討しました。
選んだ図案を腕利きの設計士さんにブラッシュアップしていただき、その設計書を腕利きの大工さんに施工していただきました。
特徴的な天井ですので、知っている方がこれを見ると、私たちが誰だかすぐにわかってしまいます。笑
和室に腰板+ウィリアムモリスの壁紙
「和室の大正ロマンとはどんなものか?」を考えた際に、「腰板に畳」という案は最初からありましたが、少し物足りなさを感じていました。
そこにアイデアをくれたのが、コンペ段階のM社さん。
「大正ロマンの家にはウィリアムモリスの壁紙がよく使われている」と教えていただき、取り入れてみました。
実物を見るまで、どこまで合うか半信半疑な気持ちもありましたが、いまや我が家を代表するこだわりポイントです。
腰板+出窓+マルニソファ+朱色の絨毯
大正ロマンといえば、赤の絨毯。そして、和柄のソファ。
我が家は家具を中古のマルニ木工の家具で揃えていますが、このソファだけは新品。気に入ったデザインのものを買いました。
この組み合わせは最強で、「大正ロマンコーデ」として、インテリア系のメディアにも載せていただいたことがあります。
大正ロマン風書斎
2坪ほどの書斎ですが、大正ロマン風に仕立てています。
腰板を表現した木目壁紙+漆喰風の壁紙をベースに、レトロな両袖机、ウィリアムモリスの生地に張り替えた手作りロールカーテン、清水買いしたミルクガラスの照明でコーディネート。
あとはどんなデスクライトを買おうか、住みながら育てている部屋です。
正面上下そろった3つ窓
他社さんのデザインにヒントを得ました。実は、間取りは外観から決まっていきました。
最初はうまく間取りと組み合わず、提案が4つ窓だったり、階段の位置で下だけ2つ窓だったりしましたが、腕利きの設計士さんの間取りをヒントに少しいじり、現在の外観+間取りになりました。
横入り玄関
コンペ当時のM社から、「玄関を正面ではなく横入にすると、奥まった入口に向けて京都の町屋のように小路ができて、高級感が出る」と言われ、あえて正面左横に玄関を設けました。
結果、アプローチが映える、素敵な家になりました。
ピンコロ石でできたS字アプローチに、アプローチライトがお気に入り。土地の使い方としては少し贅沢になった感じもします。
御影石キッチンと、御影石に映り込む照明
セゾンFではオプションになる、御影石のスマートキッチン。これを一目見た時から、この御影石のキッチンをライトアップすることが夢でした。
実際に完成してキッチンから眺めると、リビングの天井照明が御影石に映りこむのですが、ここの映り込みを見るのが密かな喜びです。
一条工務店標準のブックシェルフ+後付けの扉
一条工務店では、6坪に1箇所、システム収納を標準で設置できます。いわゆる「押し入れ」や「物置置き」はシステム収納にカウントしません。
システム収納とはパントリーやクローゼットなどのことで、その中には「ブックシェルフ」があり、我が家では書斎に採用しました。
とはいえ、広くない書斎にブックシェルフを設置すると、隠せる収納が備え付けで設置できないため、かなり迷いました。
そこで、設計の段階で、ブックシェルフ下段に後付けで観音扉を設置することを相談し、導入に踏み切りました。
棟梁にも手伝っていただいて扉を設置し、扉には周囲の壁紙と同じ木目の壁紙を張ることで、違和感をなくしました。
出来栄えも上出来で、かなり満足しています(標準仕様でもあればいいのに…と思うほどです)!
4畳半の吹き抜け
我が家のダイニングは、4畳半の吹き抜けの下にあります。そして、吹き抜けの2面に大きな窓があり、東・南・西の光がLDKに入ります。
また、寝室と吹き抜けの間にも窓があり、朝は寝室に光を入れてくれるため、自然に目が覚めます。
その分、2階の部屋は少し狭くなりましたが、とても満足度が高いです。
なお、一条工務店の家は「トリプルLow-Eガラス+樹脂サッシ」ですので、窓からの熱の出入りも少なく、吹き抜けがあっても快適です。
また、電動ハニカムシェードをオプションで付けました。リモコン一つで開閉できるため、わずらわしさもありません。
広いLDK+和室
我が家のLDKは20畳あり、逆L字型をしています。ダイニングを中心に、上にキッチン、左にリビング(吹き抜け)があります。
そして、リビングの隣は垂れ壁を挟んで和室があります(表記上は畳敷きの洋室)。
子供たちが走り回ってもまったく困らない広さで、圧倒的な開放感があり、なかなか外に出られないときも閉塞感を感じることはありませんでした。
取り入れてよかった点
気に入っている点ばかりなのですが、特にお伝えしたいポイントを挙げてみたいと思います。
太陽光発電
一条工務店といえば、片流れの屋根いっぱいに太陽光パネルを乗せるのがトレンド。
しかし、我が家は「洋館らしい外観」を重視したため、半分しか太陽光パネルが載らない切妻屋根を採用しました。
搭載量は5kWほどと、ほかのオーナーの半分程度しかありません。しかも、我が家は発電条件が悪く、屋根の向きが南から45度ずれています。
それでも、以前の住まいの光熱費を基準に考えると、黒字なのです!
比較対象は、「前住んでいた家の光熱費3年間の平均」に「太陽光の初期投資費用を10年間で割ったもの」を加えたもの。
この金額と「新しい家の年間光熱費(買電-売電)」と比べてみると、1年間で35,000円ほどの黒字になります。
10年後には太陽光の初期投資分がなくなる計算ですので、次の10年は売電価格が半分になっても約130万のプラス。
機器交換が入っても30万円ほどですので、100万円も黒字になります(太陽光の売電額は契約時期によって違いますが、うちはかなり下がってからの契約です)。
これは、一条工務店の気密断熱性などの性能あっての数字。すごいことです。
そして、太陽光発電を乗せると、「いかに太陽光で賄うか」という気持ちが働き、節電思考になります。これも太陽光発電を採用した効果だと思います。
全館床暖房
一度全館床暖房を経験すると、もう手放せません。
我が家の設定は、室温にすると20度前後ですが、まったく寒くありません。もっと温度を上げることもできますが、十分です。
「暖かい」といよりは、家の中どこでも「寒くない」という感覚でしょうか。
- 冬の寒い朝でも布団から出でも寒くない
- 暖房していない部屋から出でも廊下が冷たくない
- お風呂のドアを開けても室温と変わらない
- 部屋のドアを開けっ放しにしようがまったく問題ない
こんな感覚です。
一部屋ずつ暖める生活からの解放は、驚くほどの快適さ。
「ヒートショックのリスクがない」「暖房器具で埃が舞い上がらない」などもそうなのでしょうが、とにかく普段の生活が快適です。
高気密高断熱がなせる「冷房付けっ放し」生活
セゾンFの断熱性能は、外断熱を併用するアイスマートより低めです。それでも、関東平野に住んでいて不便を感じません。
むしろ驚くのは「冷房は付けっ放しがよい」という常識。我が家でも、昨夏試してみました。
7月9月は2階で除湿し、サーキュレーターで冷気を1階に下す。8月は1,2階ともに冷房を付ける。部屋のドアは開けっ放しです。唯一開けていないのはトイレくらいじゃないでしょうか。
これも床暖房と同じく、「暑くない生活」という表現がぴったり。温度が27度くらいまで下がると、あとは湿度次第で快適さが違うことに気付きます。
まだまだ「ちょうどよい加減」を探っている段階ですが、先の電気代を考えれば、快適で省エネなことに驚きます。
屋根裏収納
以前住んでいた家に収納が少なかった反動で、新しい家では「収納ノイローゼ」のように収納を設置しました。笑
中でも屋根裏収納は、客布団、立派なひな祭りの飾り、趣味の登山用具など、嵩張るものをたくさん収納できて重宝しています。
我が家の大きさは6畳ですが、出入口にモノが置けないため、有効面積は4畳くらい。
ここにDIYで吊り棚やカートを作ることで、狭い場所でも動かしやすく、天井高さいっぱいの収納を実現できました。
後悔ポイント・気になるところ
正直、ほぼありません。あったとしても、とても些細なことですが、あえて書いてみます。
照明
間取り上、ダイニングのセンターと思っていた場所は、吹き抜けのセンターでした。
吹き抜けに照明を設置していましたが、実際のセンター(テーブルの設置位置)がずれたため、ダイニングテーブルに大きな影ができてしまい、追加工事で照明を増設しました。
網戸
一条工務店の網戸はオプションで、我が家は1階に2箇所だけ設置していました。
夏前になると外が涼しいので2階の窓を開けることがよくあるのですが、すると蚊が入ってきてしまいます。
ということで、2箇所に網戸を追加工事し、風の導線を作りました。
コンセント
コンセントの増設の難易度は、壁の面によります。
当初の計画では、書斎の机を窓向きにしていたのですが、住む際に向きを窓が右横になる方向に変更しました。
結果、机の反対側の壁に家具を置いた際、コンセントがなく、電話の子機さえおけないことが発覚。その壁は外に面した壁でした。
外に面した壁には断熱材がみっちり入っているため、コンセントの増設は壁をはがす大工事になってしまうのであきらめました。
コンセントの位置決めは、家具の置き方を決め打ちしすぎない方がいいです。
北(横)入り玄関
こだわりの玄関でもありますが、そのおかげで家正面から見て左側(玄関側)が、土地の境から約1.5mも空くことになり、庭が狭くなりました。
北側斜線だけ気にするなら、もっと寄せられたはず…。
1階トイレ
0.5坪のトイレは、一般的にみても必要十分ですし、坪数を節約する意味でも経済的。
しかし、将来を考えると、車いす生活の場合は不便しそうです。横にもう少し広げてもよかったかもしれません。
下水桝など外配管の位置
外構は着手承認後に考え始めました。同じような方も多いのではないでしょうか。
しかし、あとから「これやりたい!」と思ったところに、どーんと下水の桝があり、外構プランを変更した箇所がありました。
間取りや電気図面にばかり目がいきますが、外構でやりたいことを事前に想像し、承認前に家の外の図面をチェックすることをおすすめします。
全館空調を意識したエアコン設置
夏のエアコンを全館空調的な稼働にする場合、エアコンの向きや間取りが重要です。我が家は考慮していなかったため、冷気がきれいに流れません。
サーキュレーターで強引に空気を回していますが、エアコンの設置場所くらいは少し考えるべきだったかな…と少し後悔しています。
できれば吹き抜けにステンドグラスを入れたかった
これは、最初の要望に入れておきながら、実現できなかったことです。
大正ロマンといえばステンドグラスが、気密断熱性の高い一条工務店の窓の代わりに、ステンドグラス窓を入れることはできません。
窓の手前にステンドグラスを入れることも検討しましたが、結露などが発生する可能性もあり、断念しました。
今は、「吹き抜けじゃなくてもどこかに入れられないかな…」と考えています。
これから家を建てようと思っている方へのアドバイス
後悔や損をしない唯一の方法
私たちは実に10社近くから見積もり・ご提案をいただきました。実際に展示場を見た数、資料請求した数で言うと、その倍以上あります。
その中で、提案の内容や、商品カタログ、インテリアカタログなどから、たくさんのヒントをいただき、「自分たちが何をしたいか」を学んできました。すべて私たちの財産です。
- 外観のベースとなる商品を教えてくれたSH社。
- 無垢の傷は家の味で、ピクチャーウィンドウから見える季節のうつろいの美しさを教えてくれたH社。
- 玄関を正面ではなく横に設けると高級感が増すこと、大正ロマンならウィリアムモリスの壁紙がよいことと教えてくれたM社。
ほかにもたくさんありますが、数を回り、見て、目を肥やし、提案を受けたことで、後悔のない家が建ちました。
良いことばかりではありません。家を建てる一連の行為で接点をもった会社はたくさんありますが、もし、悪い方に言いなりになっていたら、2000万円を超える損をしていました。
旧家を査定した不動産屋、今の家(土地)を買う際の不動産屋、古家の解体業者、他社の見積もりを聞いてから1000万円引くと言ったハウスメーカー、そして外構業者…。
家づくりや住み替えで損をしない唯一の方法は「見て、知って、多くを比べること」です。
相性はとても重要
そして、出会いの数がのちの財産になるということ、1社の言うことのみを鵜呑みにするのは賭けに近いことも、覚えて置いていただきたいです。
もちろん、私たちが一条工務店のスタッフに恵まれたことも事実です。
私たちを担当する営業さん、設計士さんは、県内でもトップクラスの方で、とても施主想い。
棟梁は、一条工務店の社員さんが自宅を建てる際に指名するような方。監督さんをはじめ、スタッフの方もみな良い方ばかり。本当に恵まれています。
顧客という立場を離れても仲よくしたいと思う方ばかりです。
出会いは運ではあります。展示場に入った瞬間、どんな営業さんが出てくるかなんて、ルーレットみたいなもの。
でも、家は一生のことです。もし、相性が悪ければ、「チェンジ!」をお願いするものありなんじゃないかなと思います。
一条工務店という会社
一条工務店は「へんな会社」です。提供するモノの質に対し、価格設定が明らかにおかしいのです。
「なぜ、本物の御影石がこんな破格なのですか?」と聞くと、「社長が間違えてたくさん買っちゃったんです」と冗談交じりに答えます。終始こんな具合です。
一条工務店が提供するものは標準仕様が多く、オプションでも破格、そして同時に質が高いのです。
思うに、上場していない会社の強み・魅力ではないでしょうか。上場している会社は、儲けないと株主が許しません。
もちろん、一条工務店が「デザインの幅が狭い」と言われるのは、「商品を絞り込むことで、質の高いものを破格で提供していること」の反面でもあるし、良いことだけとは言いません。
だから、何を取るかによって「一条工務店を選択するか」が変わってくるように思います。
その一方、CMを一切やらない一条工務店が、ここ数年連続で「販売戸数日本一」をキープした実績は、多くの人に支持された結果なのだと思います。
2020年に「ミサワホーム・トヨタホーム・パナソニックホームズ」の共同出資で「プライムライフテクノロジーズ」という会社ができたことで、一条工務店は「販売戸数日本一の会社」の座から降ろされました。
しかし、代わりに「最新年間で最も売れている注文住宅会社」「最新年間で最も多くの太陽光搭載住宅を建てた会社」「最大の工業化住宅工場」の3つの項目で、ギネス世界記録に認定されました。
国内の順位は合併などの事情で変わるけれど、この記録はそう簡単には破られないかもしれません。
一条工務店の営業さん
さて、話は変わりますが、一条工務店の営業さんと話をしていると、他社に比べると「少しでも売上を上げたい」という押しがないことに気付きます。
一条工務店の営業さんは、オプションがいくら売れても、家の坪数が大きくなっても、営業さんの成績にならないそうです。
どんな高い商品を売っても、家が大きくても小さくても、一棟は一棟。
だから、営業さんの話を信用して聞くことができます。これも、一条工務店の不思議なところの一つです。
一条工務店の悪口
一条工務店を引き合いに他社さんを回っていると、一条工務店の悪口をよく耳にします。
私は、営業さんが自社商品の優位性を示すために他社のデメリットを伝えることは当たり前のことで、選び手にとってはプラスの情報になると考えます。
しかし、タチが悪いのは、嘘を吹き込むハウスメーカーの営業です。「あることないこと」ではなく、「ないことないこと」の場合もあります。
驚いたのは、超大手ハウスメーカーの店長さんが「一条工務店は全棟で気密測定をやると言っていますが、あれ嘘です」と言っていたこと。これこそ、嘘です。
そして何より、これを言われた客は、自らがそれを嘘か本当かを調べないとわからないのです。
中には、調べても内部の人間でないと分からないような、調べようのないことを言ってくる人もいます。こうなると「悪魔の証明」です。
たくさん売っているメーカーだからこそ、敵は多い。
もし、一条工務店を検討しているなら、このような「調べようもないこと」を吹聴してくるハウスメーカーには気を付けた方がいいと、アドバイスさせていただきます。
外構の罠
家の間取りとの検討と同時に、外構を検討している人は、そんなに多くはないのではないでしょうか。うちも外構は着手承認後でした。
しかし、外構って意外に高く、奥が深いです。そして、危ない業者さんが多数存在します。
我が家は、たまたま不動産屋の知り合いで、腕利きの業者さんとつながれたことで、安くて質のよい外構を手に入れられました。以下は、その外構業者の社員さんの実話です。
その方が以前勤めていた外構屋は、かなりワルだったそうです。
例えば、ブロック塀を積むのに、まずブロック一段目を設置し、鉄筋を置き、役所提出用に写真を撮影し、撮影が終わったら鉄筋を抜き、積んでいく…。こんなことが普通に行われていたそうです。
親方の話も刺激的です。
ある日、親方の現場の隣で、あるホームセンターの請負で、外構業者さんが屋根つき駐車場を作っていたそうです。
普通は砕石を敷き、そのうえに鉄筋を敷いて生コンを打つ。ところが、あろうことかその業者は、鉄筋の代わりにベニヤ板を入れていたそうな…。
業者選びは本当に大事です。そして、外構を発注したら任せっぱなしにするのではなく、肝心なところは見に行くなど、チェックすることをおすすめします。
ちなみに、私たちは外構費を下げるため、一緒に作業をしました。「お願いするところ」と「自分たちでやってみるところ」を分けて、総額を下げたのです。
そして、親方を手伝うなかでいろいろと教わり、庭のフェンスはDIYで建てるなど、自分たちでできることの幅も広げていきました。
営業マンも客を見る
ある日、ローコストメーカーの展示場を内覧し、その足で斜向かいの超大手ハウスメーカーの展示場に入ったときのこと。
入った瞬間、ちょうどスタッフルームのドアが開いていて、中堅らしい営業マンらしき人たちがサッとこちらを見たのです。
その時、視線の先にあったのは、先ほどのローコストメーカーの紙袋。一度ドアが閉まると、出てきたのは新卒1年目のお兄ちゃんです。
「中堅さんたくさんいたよね…?」と思うと同時に、紙袋で見込み度合いを測られたと感じました。
ちなみに、予算と勤め先を書いたら、次から店長さん同伴になりました。笑
ファイナンシャルプランナーの裏話
その超大手の新卒営業さんに懇願され、ファイナンシャルプランナーの診断を受けた時のこと。
診断後のアドバイスで、「このままだと厳しいように思えるけど、大手の住宅なら大丈夫。家に住んでからのコストが圧倒的に違うから、このコストの違いで、ローコスト住宅との初期価格差を簡単に超えてしまうのです」と力説されました。
そこで、新卒営業さんをちょっとだけ部屋から追い出し、ファイナンシャルプランナーさんと名刺を交換しました(私は不動産業界と関連の強い職種です)。
「…で、ローコストメーカーにファイナンシャルプランを依頼されたときは、どんなトークをするんですか?」と聞いたところ、彼は苦笑しながらこう言いました。
「それは、住んでからのコストのことを言わずに話をします」
こんなこともありますので、「大手だから」「第三者のファイナンシャルプランナーが言うから」ではなく、自分で見て、知って、多くを比べて、決めるようにしましょう。
まずは間取り&見積もりを揃えることから始めましょう!
家づくりを検討し始めると、とりあえずまずは住宅展示場に…となりがちですが、これはNGです。時間も体力も労力もむだにかかってしまいます。
まず最初にやるべきことは「間取り&見積もりを揃えて比較すること」なのです。これには次のようなメリットがあります。
- 各社の特徴をつかめる
- 希望する間取りの価格や相場を把握できる
- 見積もりをもとに他社の営業マンと交渉できる
ただ、1社ずつ間取り&見積もりをお願いしようとすると、手間も時間もかかって、かなり面倒…。
そこでおすすめなのが毎月5000人以上が利用している「タウンライフ家づくり」です。
タウンライフ家づくりなら…
- オリジナルの家づくり計画書を作ってくれる
- 間取りプランを提案してくれる
- 諸費用を含めた細かな見積もりを出してくれる
- 土地がない場合、希望エリアの土地提案をしてくれる
もちろん全部無料です!希望する複数のハウスーメーカー・工務店から「間取り&見積もり」をもらえます。
こんな間取りや見積もりが届きます
無料でも、ハウスメーカー・工務店にとっては、大事なお客様ですので、しっかりとした「家づくり計画書」を作ってくれます。
自分の希望が詰め込まれた間取り図を見比べるのは、とても楽しいですよ♪
また、大手ハウスメーカーを含む全国1000社以上が参加している点も見逃せません!
タウンライフ家づくりは100万人以上に利用されてきた(毎月5000人以上!)という実績もあり、安心して利用できるのも嬉しいポイントです。
もはや家づくりの定番サービスと言ってもいいでしょう。それくらい大人気のサービスになっています。
こんな方におすすめ
次のいずれかに当てはまるなら、タウンライフ家づくりはとてもおすすめです!
- 家づくりを始めたいけど、何をすればいいかわからない
- 1円でも安くマイホームを手に入れたい
- 気になるハウスメーカーの間取り&見積もりがほしい
- 地域密着型の優良工務店を知りたい
- まだ表に出ていない土地情報を知りたい
強引な営業もなく、要望欄に「お電話はご遠慮ください」と書いておけば、電話営業もかかってきません。
あなたもぜひ気軽にタウンライフ家づくりを試してみてください。