ジョイフルホームは北海道に本社を構え、札幌と旭川を中心に注文住宅を手がけているハウスメーカーです。札幌と旭川にそれぞれ複数のモデルハウスがあります。

「手が届くハイクオリティー」をコンセプトに、低コストながらも高品質な家づくりを行っていて、若いファミリーからも人気があります。

そんなジョイフルホームで注文住宅を建てた、北海道在住女性2人の体験談です。数年住んでみて感じていることや住み心地、やってよかったことや後悔ポイントなどをインタビューしました。

基本情報

ジョイフルホームは北海道の中でもコストパフォーマンスの良いハウスメーカーで、他のハウスメーカーと比べると建築費用も坪単価も安めです。

ジョイフルホームの注文住宅は2000~3000万円が相場の目安です。坪単価は70~100万円が2025年の相場です。以前は1000万円台の注文住宅も珍しくありませんでしたが、物価高騰の影響もあり、現在では2000万円以上がほとんどです。

地域 北海道
年齢と性別 30代女性(以下Aさん
家族構成 夫婦2人家族
ハウスメーカー名 ジョイフルホーム
商品名 なし
住宅タイプ 2階建て
構造・工法 木造2×4(ツーバイフォー)工法
購入パターン 土地と注文住宅
当初予算 2000万円
実際にかかった費用総額 土地100万円 建物2200万円
(※当時の金額。現在はより高額)
坪単価 73万円
(※当時の坪単価。現在はより高単価)
建坪(建築面積) 15坪
延坪(延床面積) 30坪
間取り 3LDK
検討開始から契約までの期間 1年3ヶ月
工期 4ヶ月
関連ページ 北海道の工務店
2000万円台
坪単価70万円台
10坪台
30坪台
3LDK
狭小住宅
地域 北海道
年齢と性別 20代女性(以下Bさん
家族構成 夫婦・息子の3人家族
ハウスメーカー名 ジョイフルホーム
商品名 Roots es
住宅タイプ 2階建て
構造・工法 木造軸組工法(在来工法)
購入パターン 土地と注文住宅
当初予算 2800万円
実際にかかった費用総額 土地1100万円 建物1958万円
(※当時の金額。現在はより高額)
坪単価 65万円
(※当時の坪単価。現在はより高単価)
建坪(建築面積) 15.03坪
延坪(延床面積) 30.06坪
間取り 4LDK
検討開始から契約までの期間 1年
工期 3ヶ月
関連ページ 北海道の工務店
2000万円台
坪単価60万円台
10坪台
30坪台
4LDK

外観・外構デザイン

Aさん:正面外観です。左側の茶色いところに玄関があります。
ジョイフルホームの外構

玄関の外壁です。ケイミューの親水コートという外壁を使用しています。
ケイミューの親水コート

裏側の外観です。
ジョイフルホームの外壁

屋根はフラットルーフで、冬はこちら側に屋根の雪が落ちます。
ジョイフルホームの外観

Bさん:正面から見た外観です。日当たりのいい面に玄関を配置しています。
ジョイフルホームの外観

駐車スペースは3台分あります。左下のガスタンクはエコジョーズ用です。
ジョイフルホームの外壁

内装デザイン

Aさん:1階のリビングダイニングです。春にはこの窓から桜が見れます。北海道なのでセントラル暖房です。
ジョイフルホームのリビングダイニング

リビングの窓です。窓を天井付にしました。見えている木は上の画像と同じ桜です。
天井付の窓

桜は春だけでなく秋も綺麗です。秋には窓から桜紅葉を鑑賞できます。
リビングから見える桜紅葉

寝室です。寝室からも桜の木が見えます。ウォークインクローゼットをやめて、空間を広くしました。
ジョイフルホームの寝室

トイレです。思い切って、シャーベットオレンジ色のアクセントクロスにしました。
ジョイフルホームのトイレ

Bさん:玄関の靴箱の横には、コートをかける用のちょっとしたスペースがあります。雨で濡れたものをかけておくのにも便利です。
ジョイフルホームの玄関横の収納

玄関を入り、リビング側からキッチン側を見ている画像です。特別広くはないですが、十分なスペースです。
ジョイフルホームのリビング

リビング階段で、階段下に収納スペースがあります。こちらには掃除グッズなどを入れています。
ジョイフルホームのリビング階段

洗面所です。自在棚があるので、タオルやバスマットなども収納できます。
ジョイフルホームの洗面所

24時間換気システムを採用しています。冬は乾燥しますが、寒い地域なのに結露はほとんどしません。
ジョイフルホームの24時間換気システム

工事現場写真

Aさん:建築途中のリビングです。お風呂も階段もまだできていない時です。
ジョイフルホームの工事現場

設計図・間取り図

Aさん:間取り図です。
ジョイフルホームの間取り図

Bさん:1階の間取り図です。お気に入りポイントの3.5帖の洋室は、キッチンに平行して配置しています。
ジョイフルホームの1階間取り図

2階の間取り図です。階段を上がったところに洗濯を干せるスペースを確保し、ホスクリーンも設置しています。
ジョイフルホームの2階間取り図

家を建てようと思ったきっかけ

Aさん:結婚する前から夫と2人で「将来、絶対に家を建てたいよね」と話していました。私も幼き頃から自分の家を持つのが夢でした。

当時住んでいたアパートも古く、さらに狭かったので、引っ越したいと思っていました。私が住んでいる地域は田舎の割には家賃が高く、家賃を払うなら住宅ローンに充てたいと思っていました。

ある日、夫の妹の新居におじゃましたとき、あまりにも綺麗で素敵で、私たちも家を絶対に建てたいと思い、家を建てる決意をしました。

Bさん:結婚生活3年目で、子供の計画を立て始めた頃でした。

当時は1LDKの狭いアパートに2人で暮らしていましたが、このアパートで子育てするのは難しかったことと、ちょうど更新の時期も迫ってきていたため、引っ越しを検討していたところでした。

賃貸への引っ越しも考えましたが、自分の親が賃貸住宅での子育てて苦労したという話を聞いていたため(騒音など)、できれば自分たちの家が欲しいと思い、住宅相談の窓口に行き、お話を聞いたところからスタートしました。

その後、建売住宅を見に行ったりもしましたが、なかなか希望に合う物件がなく、やはり注文住宅を建てようということになりました。

ジョイフルホームを選んだ理由

Aさん:お金もあまりないし、月々の負担はできるだけ減らしたいと思い、ローコスト住宅でハウスメーカーを探していました。

何件か候補があり、検討していましたが、ジョイフルホームは基礎や杭もしっかりしたもので、しかも外張り断熱でした。

他のハウスメーカーは、ローコストとなると断熱はグラスウールに、基礎や杭も安いものになってしまうこともあり、ジョイフルホームの良さが目立ちました。

また、地元の小さな工務店より、北海道の会社としてやってるジョイフルホームの方が安心できると思ったのも理由の1つです。

それと、私たちが購入した土地は地盤が弱いのですが、ジョイフルホームはコンクリート杭ではなく銅管杭を推奨していたので、それも決め手になりました。

Bさん:住宅相談の窓口で紹介されたハウスメーカーの中の1つでした。

自分たちの希望する家のテイストや立地条件や予算など、様々な質問に答えていき、何件かの工務店とハウスメーカーを紹介してもらいました。

その中でジョイフルホームを選んだ1番の決め手は、希望するエリアに土地を持っていたことです。

ちょうど希望するエリアにモデルルームがあったため、見学させてもらい、どの部屋でも暖かさを実感できたことと、お部屋全体の雰囲気や、営業担当の方の雰囲気に好感を持ちました。

また、最寄り駅まで徒歩10分以内、義実家から30分以内、土地価格が予算内だったことなど、希望している条件と合致もしていました。

見学させてもらったモデルルームの販売もしているとのことでしたが、横に2軒分の土地があり、まだ決まっていないということで、1から建てられる状態だったため、ジョイフルホームに決定しました。

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工事中の現場の様子

Aさん:通勤時に寄り道できる距離でしたので、ほぼ毎日、現場の様子を見に行っていました。現場で働く方たちも、気さくで愛想のいい方ばかりでした。

最初の杭工事では、杭の長さと大きさと迫力にびっくりしました。そして、日に日に出来上がっていく様子がとても楽しみでした。

中の様子はいつも整頓されて綺麗で、過去に建築現場で勤めていた夫も「普通はもっと汚い。ここはかなり綺麗にしている」と、驚いていました。

建築途中で変更したい事が出てきたのですが、それもすぐに対応してくれて、ありがたかったです。

Bさん:工期中、4回ほど確認に行きましたが、業者の方からの挨拶はあまりありませんでした。

こちらから挨拶すると返してくださるといった感じでした。感じが良いという印象はあまりありません。

大きな問題点は感じられませんでしたが、1度だけ発泡スチロールのような軽いゴミを家の前に置いていたことがあり、その固定が甘く、飛んでいってしまいそうになっていたことがありました。

周辺住民の方の目もあるため、気をつけてほしかったです。

アフターケア・保証・定期点検などの感想

Aさん:現在、1ヶ月点検を終え、数ヶ月後に1年点検を予定しています。

なにか気になることや困ったことなどがあれば、LINEや電話で気軽に相談できるので、今も助かっています。

ただ、同じ北海道でも距離がちょっとあるので「今すぐ来てください」とかは、さすがに言いづらいです。

また、新たに購入した冷蔵庫を搬入する際、室内のドアを外さないと入らなかったのですが、ドアが最新型で、搬入員さんも外し方が分からず、担当さんに聞いたことがありました。

電話口での説明だったため、分かりにくかったという小さなトラブルはありました。

Bさん:まだ建てて1年経っていないため、定期点検は1ヶ月点検しか受けていません。次回の定期点検は1年点検の予定です。

定期点検は1ヶ月点検のみでしたが、その他に3回ほど、営業担当の方に連絡して、点検と調整をしてもらった箇所があります。

「床鳴り」「ドアのたてつけ」「水道の根元部分のゆるみ」を見てもらいましたが、毎回迅速な手配をしてくださり、さらにどうしてこういったことが起きたのかの原因説明もしっかりしてもらえたので、不安は最小限で済んでいます。

やってよかったこと・こだわりポイント

ジョイフルホームのリビングダイニング

Aさん:家の窓から桜並木が見えるので、リビングの窓の位置を天井付けにしてもらいました。ちょうどいい位置で、しっかり桜の木が見えて、季節感を楽しめるので、窓を天井付けにして本当によかったです。

また、寝室のウォークインクローゼットをやめたり、ちょっとしたスペースの下がり壁をなくしたり、リビングの壁を白一色にしたりして、広く感じるようにしたので、狭小住宅でも開放感があっていいです。

そして、白い階段や、トイレのアクセントクロスを思い切ってシャーベットオレンジ色にしたことも、とても気に入っています。

ジョイフルホームのリビング階段

Bさん:1階キッチン横に3.5帖の洋室を作ったことが特によかったと感じています。当初、予算の都合上、1階はリビングのみで、部屋は他に作らない予定でした。

しかし、「子供ができたらちょっとした子供部屋としても使用できるし、老後2階にあがることが難しくなったら洗濯部屋としても使用できる」との提案をいただき、採用しました。

実際に子供が生まれ、採用して大正解だったと感じることが多いです。

理由としましては、キッチンの横にあるため、子供の様子を見ながら家事ができることが1番大きいです。

子供も、私が近くにいると機嫌が悪くなりづらいため、ささっと家事を済ませられます。

また、リビング収納は少なめですが、この部屋には押し入れもあるので、そちらに荷物を集約でき、リビングはすっきりさせられます。

子供の服やおもちゃなどもまとめて収納できるため、子供がいるとごちゃつきがちなリビングですが、生活感をあまり感じさせない空間になっています。

後悔ポイント・気になるところ

Aさん:建具は白なのですが、玄関の靴箱だけ、床と同じライトオークにしました。ただ、白の方が明るく開放感があってよかったかなと思います。

また、玄関のタイル床も明るめの色で、泥や汚れが目立つので、汚れが目立たない色を選べばよかったです。

次に、縦長の土地でお隣の家が近いので、家を建てる位置をもうちょっとちゃんと考えればよかったかなとも思います。

そして、今は住んで1年も経っていないのですが、ところどころに壁紙や建具の隙間のようなものができてきて、気になっています。

Bさん:2階はそれぞれの部屋にクローゼットを作りましたが、ファミリークローゼット方式にすればよかったなと少し後悔しています。

洗濯物をそれぞれの部屋へ運ばなければならないのが、億劫だなと感じています。

また、脱衣所と洗濯場は別にすればよかったです。誰かがお風呂に入ってしまうと、洗濯場に入りづらいので、家事の進ちょくに影響します。

夫の朝の身支度と、私の洗濯作業時間がかぶってしまうことも多々あり、お互いに気を使ってしまうので、こちらも後悔ポイントです。

これから家を建てようと思っている方へのアドバイス

ジョイフルホームの外構

Aさん:今はSNSやネットでいろんな情報や画像が出ているので、参考できるものは参考にした方がいいです。

私は月々のあまり負担のないようにしたかったのでローコスト住宅を探していましたが、安ければ良いといったものでもないと思います。

杭や基礎や断熱などは安全性や快適性に関わることなので、住んでいて目に見えないものではありますが、とても大事です。

そして、我が家は、打ち合わせで何回も通い、長くなって疲れてしまい、あまり考えないで決めてしまった部分があります。

疲れていても、もうひと踏ん張り頑張って、ちゃんと考えてから決めればよかったと後悔している部分もあります。

例えば、玄関の部分は打ち合わせの最後の方だったので、疲れていて多少適当に決めてしまった部分があります。色も、もっとSNSやネットを参考にして考えればよかったです。

打ち合わせは長期間&長時間で結構疲れてしまいますが、この時しかない大事な時間なので、打ち合わせには気合いを入れて臨むことをおすすめしたいです。

ジョイフルホームの外観

Bさん:とにかくじっくり比較検討することです。

私たちは完成までのタイムリミットがあったため、十分に比較できないまま、土地優先で建てることを決断しましたが、よく比較検討していたら、別のところで建てていた可能性もあります。

各社の相場・口コミ・メリットデメリットなど、十分な時間をかけて調べてほしいです。

間取りに関しては、細かいところですが、「どの場所でどの家電を使うのか」「どこにどの家電を収納するのか」を具体的に考えて、コンセントの設置箇所と個数を決定するのがとても重要です。

意外とここも必要だった…と、住んでから気がついたところが何ヶ所かあります。綿密なシミュレーションも大事だと感じます。

また、ブログやインスタグラムの施行例はとても参考になりました。特におすすめなのは、建ててから5年以上経過しているアカウントです。

実際に住んでみてからのメリットデメリットはもちろんですが、どの箇所の劣化が早いのか分かるので、メンテナンスの重点ポイントを見つけられますし、修繕費の予測もできたりします。

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