無印良品の家は「MUJI」のロゴでおなじみの無印良品が手掛けているハウスメーカーです。「木の家」「窓の家」「陽の家」「縦の家」という4つの商品ラインナップがあり、いずれも全棟長期優良住宅に対応した仕様となっています。

そんな無印良品の家で注文住宅を建てた、茨城県と兵庫県在住の2人の体験談です。数年住んでみて感じていることや住み心地、やってよかったことや後悔ポイントなどをインタビューしました。

基本情報

地域 茨城県
年齢と性別 30代男性(以下Aさん
家族構成 夫婦・息子2人の5人家族
ハウスメーカー名 無印良品の家
商品名 木の家
住宅タイプ 2階建て
構造・工法 木造SE構法
購入パターン 注文住宅のみ(土地所有済)
当初予算 2500万円
実際にかかった費用総額 2400万円
(※当時の金額。現在はより高額)
坪単価 85万円
(※当時の坪単価。現在はより高単価)
建坪(建築面積) 20.03坪
延坪(延床面積) 28.19坪
間取り 2LDK
検討開始から契約までの期間 1年
工期 5ヶ月
関連ページ 茨城のハウスメーカー
2000万円台
坪単価80万円台
20坪台
2LDK
狭小住宅
地域 兵庫県
年齢と性別 30代男性(以下Bさん
家族構成 夫婦2人家族
ハウスメーカー名 無印良品の家
商品名 木の家
住宅タイプ 2階建て
構造・工法 木造SE構法
購入パターン 注文住宅のみ(土地所有済)
当初予算 3000万円
実際にかかった費用総額 3200万円
(※当時の金額。現在はより高額)
坪単価 101万円
(※当時の坪単価。現在はより高単価)
建坪(建築面積) 19.29坪
延坪(延床面積) 31.56坪
間取り 2LDK
検討開始から契約までの期間 1年
工期 6ヶ月
関連ページ 兵庫のハウスメーカー
3000万円台
坪単価100万円以上
10坪台
30坪台
2LDK

外観・外構デザイン

Aさん:左斜めからの外観です。手前がアプローチとなっています。外壁は黒のガルバリウム鋼板です。
無印良品の家の外壁

右斜めからの外観です。手前のコンクリート部分が駐車場です。こちら側に玄関を持ってくればよかったなと思っています。
無印良品の家の外観

Bさん:玄関側の正面です。手前に駐車スペースがあり、2台駐車可能です。
木の家の外壁

窓がある方角が南側です。手前には川が流れているため、視界を遮りません。
木の家の外構

ウッドデッキをつけました。ウッドデッキの幅は1mほとです。
木の家のウッドデッキ

玄関までのアピローチです。床のライトは自分たちで設置しました。
木の家の玄関アピローチ

内装デザイン

Aさん:ダイニングから見たリビングです。上は吹き抜けとなっており、スケルトン階段で登ります。
無印良品の家のリビング

リビングから見たダイニングとキッチンです。キッチンは対面式のオープンカウンターです。左端に見えるガラスの扉はキッチン収納です。
無印良品の家のキッチン

リビングから見た庭です。庭と部屋をウッドデッキでつなぐことで、一体感を高めています。
無印良品の家のウッドデッキ

寝室から見た子供部屋です。今は開放的な大部屋ですが、将来的には2部屋に分ける予定です。
無印良品の家の子供部屋

2階から見た吹き抜けです。家の中心に吹き抜けを設置することで、1室空間にしています。
無印良品の家の吹き抜け

Bさん:リビングの写真です。無印良品のソファーとテレビ台がお気に入りポイントです。
木の家のリビング

大きな窓にバーチカルブラインドを取り付けた際の写真です。
木の家の掃き出し窓

キッチンとキッチン裏です。キッチンは一般的な長さよりちょっと長めです。
木の家のキッチン

キッチン裏です。無印良品の家のオプションで半透明の扉をつけました。
木の家のキッチン裏

キッチン裏のパントリー兼収納スペースです。無印良品のスタッキングシェルフを使用しています。
木の家のパントリー

設計図・間取り図

Aさん:見積時の間取り図です。1階は階段横の壁の裏側に水回りをまとめています。2階の寝室はクローゼットも兼ねています。
無印良品の家の間取り図

見積時のイメージパースです。バルコニーの位置など、実施設計で多少変更しました。極力シンプルな形としています。
無印良品の家のパース

家を建てようと思ったきっかけ

Aさん:注文住宅を建てた理由は、広い家で周りに気兼ねなく子育てしたいと思ったからです。

きっかけは第一子の誕生です。

それまでは古い賃貸住宅で暮らしていたのですが、子供がよく動き回るようになり、手狭になってきたということと、隙間風が寒く、冬に辛かったため、住宅を購入することにしました。

夫婦で話し合った結果、広い家でのびのびと育って欲しいということで、一戸建てとすることに。

建築設計の仕事をしていることもあり、一戸建てであれば、建て売りではなく、自分の意見が反映できる注文住宅が良いと思いました。

マンションも検討したのですが、子供が男の子で、騒いでも近隣に気兼ねなく生活したいので、却下しました。

Bさん:当時、妻と結婚する前になりますが、遊びの延長で展示場の見学に行ったのがきっかけになります。

その後も、交際している段階で他のハウスメーカーも見学に行き、興味を持ちはじめました。

特に妻が家に興味を持っていましたが、建売住宅には関心がなく、一から自由に家づくりのできる注文住宅ばかりを見ていました。

その後、結婚を機にハウスメーカー巡りが加速していきました。

また、私の実家に余っている土地があったのも大きかったと思います。

無印良品の家を選んだ理由

Aさん:ハウスメーカーは無印良品の家を選びました。選んだ理由は、設備や機能でなく、自由なプランによる生活の豊かさを売りとしていたところが気に入ったからです。

最初に住宅展示場に行き、メジャーな大手ハウスメーカーからマイナーなところまで、色々と見学しました。

しかし、どこも無駄にハイスペックな仕様で、いまいち魅力を感じられず、またプランも似たような感じでした。

私の理想は「リビングを家の中心として、他の家族がどの部屋にいても、リビングから家族の雰囲気が感じられる家」でしたが、住宅展示場ではそのような家には出会えませんでした。

そんな時、無印良品の家の展示場が割と近所にあることを知り、見学に行きました。

その家は、リビングを中心とした吹き抜けがあり、吹き抜けを通してすべての部屋がつながっているような1室空間となっていました。

私はすぐに気に入り、また他のハウスメーカーの営業と異なり、過剰な売り込みがないこともあって、どんどん気に入っていきました。

その後、実際の入居者宅見学会に参加し、入居者の方の話を聞いて、自分の理想と近いと感じ、決定に至りました。

Bさん:もともと無印良品が好きで、妻は学生時代からアルバイトをしており、親しみがあったのもあります。

無印良品が家を作っているのは知りませんでしたが、初めてハウスメーカーの展示場を訪れた時に、その雰囲気の良さにワクワクと一目惚れをしました。

その後、家づくりを本格的に始動し、私たちは無印良品の家しか見ていませんでしたが、担当についてくれた営業の方に「他のハウスメーカーも参考に見ておいた方が後悔がない」と言われ、4つのハウスメーカーの見学をしました。

他のハウスメーカーを見て、なかには良いハウスメーカーもありました。

しかし、再び無印良品の家に訪れた際に、他のハウスメーカーと全然違うことを感じ(内装の質感や雰囲気など)、改めて無印良品の家の良さに気づいたのが最終的に決断した理由です。

あとは、担当の営業の方も接しやすく、なんでも相談できたのも大きかったです。

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工事中の現場の様子

Aさん:常に整理されており、配筋の乱れもなく、よく管理の行き届いた現場でした。

現場管理者は若い方でしたが、しっかりしており、気になるところは質問すると丁寧に回答してくださり、安心して任せられました。

近隣とのトラブルもなく、当初の工程通り、遅延なく竣工し、現場での間違いや変更も少なかったです。

無印良品の家はフランチャイズ契約で、実際に施工するのは契約した工務店となるため、すべての現場が同じかはわかりませんが、少なくとも私の家の現場はとても良い現場でした。

Bさん:無印良品の家は基本的に専属の工務店に発注するので、工務店の下請けの業者が工事を行っていました。

基礎工事は基礎工事の業者が来て、基礎工事が終われば別の業者が来ていました。上棟の際は、20人ほどの方が来ていました。

工事の合間や中間で、都度、営業担当者と現場の確認をしたほか、写真とともにメールで進ちょく状況が送られてきました。

当時は現場から離れたところに住んでいたこともあり、毎日現場の状況を見ていたわけではありませんが、休日に訪れた時は、いつも綺麗に整理整頓されていました。

現場担当は、無印良品の家を何度も建築された事のある方でした。ベテランの方が指揮されていたので安心できました。

天候により、工期は多少の前後はありましたが、問題なくスムーズでした。

アフターケア・保証・定期点検などの感想

Aさん:定期点検は6ヶ月、1年、2年、5年、10年の合計5回あります。毎回細かい箇所まできっちりと点検して、書類にて報告書を頂きます。

定期点検時に建具の調整や、壁と躯体の間のひび割れ処理、ブレーカーの割当変更など、対応していただきました。

保証は一般的な10年の瑕疵担保保証以外にも、20年の地盤保証・地盤保険や、構造躯体の構法であるSE構法の性能保証10年もあります。

アフターケアとして、引き渡し後に洗面所のタオルハンガーの位置の変更や、キッチン収納の壁の厚みの変更をお願いしました。真摯に対応してくださり、とても助かりました。

他のハウスメーカーのことはわかりませんが、比較的手厚い方だと思います。

Bさん:建築してから半年も経っていないので、まだ初回の定期点検は受けていませんが、無印良品の家では6ヶ月・1年・2年・5年・10年と合計5回の定期点検があります。

2023年2月に初回点検がありますが、追加で気になるところもあるので、相談してみようと思います。

保証は、10年瑕疵担保保証と20年の地盤保証、そのほかに構法の保証が10年あります。

アフターケアについては、気になる点(トイレのドアの鍵の不具合)を連絡したところ、スムーズに対応してくださったので、満足しています。

やってよかったこと・こだわりポイント

無印良品の家のリビング

Aさん:私のこだわりのポイントは二つあります。

無印良品の家を選んだ理由でもある「リビングを中心とした1室空間」と「大開口を生かした庭との一体感」です。

リビングを中心とした1室空間

間取りはあえて言うなら2LDKですが、子供部屋には現状仕切りを設けず、リビングと一体のような空間としています。1階と2階にいても、まるで同じ部屋にいるように近くに感じることができます。

将来的には2室に仕切れるように、下地やレールを設置しています。

仕切ってもリビングとは扉を通してつながっているため、プライバシーを確保しつつ、雰囲気を感じられる微妙な距離感を保てます。

大開口を生かした庭との一体感

庭に面した建物南側を基本的にすべて窓とし、ウッドデッキを設けることで、庭との一体性を高めました。また、向かいが森というロケーションであるため、とても開放感があります。

休みの日に家にいるときには、ブラインドをオープンにして、森を見ながらコーヒーを飲むのがお気に入りです。

Bさん:大きく3つあります。

吹き抜け

木の家の掃き出し窓

吹き抜けは無印良品の家の特徴でもありますが、かなり開放的で、リビングが広く感じます。

シーリングファンもつくので、オシャレな感じが良かったです。とても満足しています。

開放的な窓

木の家の外構

1階と2階を合わせると10枚の大きな窓が南向きにあることにより、明るく開放的な室内を実現できました。

夜は基本的にはバーチカルブラインドを閉めていますが、特に圧迫感もなく、カーテンよりすっきりとした室内になりました。

気密断熱性

木の家のリビング

冬はかなり恩恵を受けています。外気が5度でも日中は室内エアコンはいらずで、20度前後をキープしているため、節電につながりました。

また、一度室内を温めると、暖かさを維持できるのも満足しています。

後悔ポイント・気になるところ

Aさん:「玄関の位置」と「キッチンの材質を白い人造大理石としたこと」です。

玄関の位置は庭に面した南側としたのですが、南側は窓が多く、開放的なため、玄関に来た人から見えすぎてしまいます。

玄関は南側ではない位置にした方が、プライバシーを確保しつつ、庭との一体性も両立できたのでは…と思います。

そして、キッチンの天板とシンクは妻の要望で白い人造大理石としたのですが、汚れがとても目立ちます。

掃除が大変なので、ステンレスなどの汚れの目立ちにくい素材とした方がよかったかなと思います。

Bさん:まだ住み始めて半年なので、現状では不満な点は少ないですが、細かいところで言うと、インターホンの位置が気になります。

宅配便が来た際に、インターホンが家の一番奥にあり、インターホンで応答するより、直接玄関から出て応対する方が早いので、インターホンの意味をあまり感じられません。

もう少し、玄関よりに取り付けていれば、外に出る動線でインターホンを使えるので、使いやすかったなと思います。

あと、玄関は広いですが、玄関外の軒が短い点も少し気になります。

雨の日は、外に出た瞬間に雨に当たることがあり、濡れてしまいます。風が強い日は特にそう感じました。

これから家を建てようと思っている方へのアドバイス

無印良品の家の外壁

Aさん:まずは「自分の理想の生活を明確にすること」です。

注文住宅は基本的に一から間取りを計画するため、自分がどのような生活をしたいか明確でないと、なかなか計画がまとまらず、苦労すると思います。

また、すべてに満足できる完璧な間取りというのは存在しないので、どこかで必ず妥協点は発生します。その時に何を優先するのか明確でないと、後で後悔することになります。

その際は今の生活だけでなく、10年後、20年後もイメージできると、より良いと思います。

そして、注文住宅はキッチンからコンセントカバーまで、決めることがたくさんあります。私の場合は週に一回打ち合わせがあり、打ち合わせのたびにたくさんの選択をして、とても疲れました。

あらかじめ、どのようなものがいいか探しておくと、時間をかけてゆっくりと良い選択ができると思います。

あと、備え付けの靴箱や照明など、施主支給できるものがあれば、できるだけしてみましょう。ハウスメーカーで調達するより安くなるものも多いです。

大変なことも多いですが、一生の買い物なので、妥協せずにやり切ることが家づくり成功の鍵です。

木の家の外壁

Bさん:まずは、いろいろなハウスメーカーを見てみることだと思います。

一つのハウスメーカーだけを見ても良いですが、ハウスメーカーごとに特徴が異なっており、独自の強みもあります。

様々なハウスメーカーを見ることで、自分自身も家について詳しくなっていき、知識も色々とついていきますし、各ハウスメーカーの良い点と悪い点も把握できるようになります。

そのうえで、自分たちにとってより魅力的なハウスメーカーを選べるところも、注文住宅の魅力だと思います。

次に、人生に一度の大きな買い物なので、細かいところまでこだわりましょう。そのためには、情報収集が第一歩です。そこからすべてが始まります。

あとは、担当者もしっかりと見極めましょう。

私たちは無印良品の家を建てましたが、同じハウスメーカーでも各地に展示場があるため、県内はすべて訪問しました。

やはり、訪問した際の来客対応は、場所によって全然違います。

いきなり担当者を見極めるのは難しいですが、コミュニケーションをとってみて、一番親身になってくれたところで決めた方が後々スムーズにことが運びます。

私たちの担当は、ラインを交換して、分からないところはいつでも思いついた時に質問を投げていました。

家づくりは分からないことだらけですし、疑問に思うことが膨大にあります。

特に最初は知識がないので、少しでも分からないことや不安なことがある場合は、溜め込まずに担当者に聞いて解決していきましょう。

溜め込んでしまうと、お互いの認識がずれていき、思っていたのと違う…なんてことになってしまう可能性があります。

また、注文住宅は本当に一から作っていくので、何かを決めていく際に、実際に自分が住んでいるところをどこまでイメージできるかが鍵になります。

何かを決めるときは、とことんイメージして、本当に必要なものか、そして使いやすいかなどを想像してから決めましょう。

そうすれば、後悔のない家づくりができるはずです。

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