リクラスハウス(エステート住宅産業)で注文住宅を建てた、栃木県在住20代女性の体験談です。

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基本情報

地域 栃木県
年齢と性別 20代女性
家族構成 夫婦2人家族
ハウスメーカー名 リクラスハウス
商品名 なし
住宅タイプ 2階建て
構造・工法 木造軸組工法(在来工法)
購入パターン 土地と注文住宅
当初予算 3700万円
実際にかかった費用総額 土地1400万円 建物2400万円
(※当時の金額。現在はより高額)
坪単価 60万円
(※当時の坪単価。現在はより高単価)
建坪(建築面積) 25坪
延坪(延床面積) 40坪
間取り 4LDK
検討開始から契約までの期間 1年
工期 6ヶ月
関連ページ 栃木の工務店
2000万円台
坪単価60万円台
20坪台
40坪台
4LDK

外観・外構(画像)

外観全体の様子です。色はブラウンとアイボリーをメインにし、落ち着いた色味の外観にしました。
リクラスハウスの外観

横からみた様子です。2階部分をはね出しにして凹凸をつけたことで、特徴のある外観になりました。
リクラスハウスの外壁

内装(画像)

玄関です。一面に大谷石を使用しました。高級感があって気に入っています。夜に玄関の電気をつけると大谷石に陰影が出て、昼間とは違った味わいを楽しめます。
大谷石の玄関

玄関にある手洗い場です。無垢板と益子焼の洗面ボウルを使用しました。無垢板には、水はねによるシミ防止のためにニスが塗ってあります。洗面ボウルのこの青色は、なかなか出せない色だそうで、一点ものになります。
リクラスハウスの玄関手洗い

1階の床です。杉の無垢を使用しています。サラサラとした肌触りで、特に夏場は裸足で過ごすと気持ちいいです。また、本物の木の感触やにおいに、心が安らぎます。
杉の無垢床

リビングの吹き抜けです。吹き抜けの大きさは6畳分ですが、しっかりと開放感があります。天井にも無垢を使用しているので、見上げてもおしゃれなつくりになっています。
リクラスハウスのリビングの吹き抜け

キッチンのタッチレス水栓です。普通の水栓よりもプラス10万円ほどかかりましたが、料理中などに汚れた手で蛇口をひねらなくて済むので大変楽です。費用がかかっても付けて良かったと思っています。
タッチレス水栓

食洗器です。ドイツのAEGというメーカーのものを取り入れました。横幅60cmの大きいサイズになります。鍋やフライパンも余裕で入るので、洗い物が減り、家事の負担が軽減されました。
AEGの食器洗い機

ランドリールームです。広さは3畳ほどになります。ここで洗濯物を「洗う・干す・しまう」が完結するので、毎日の洗濯がとても楽になりました。
リクラスハウスのランドリールーム

家を建てようと思ったきっかけ

使い勝手がよく、生活しやすい家に住みたいと思ったからです。

私は小さいころから引っ越しが多く、手狭のアパートや賃貸に住んでいました。

結婚して間もないころも、夫とアパートに住んでいましたが、2人では狭くて、使いにくいと感じる場面が多かったです。

たとえば、料理をするときには、キッチンスペースが小さいために食材を置くだけで場所がとられてしまい、食材を切るのもやっとでした。

また、大人2人が並ぶだけで狭かったので、夫と手分けして料理をしようと思ってもぶつかってしまい、なかなか作業がはかどらず、かえって時間がかかっていました。

洗濯物は、室内干しにしたくても干す場所がないため、やむを得ず、クローゼットの取手やキッチンの椅子にかけていました。

見栄えも悪いうえに、なかなか乾かなかったので毎日大変でした。

また、日ごろから生活音に注意を払いながら生活するのもストレスでした。

大人2人で生活するのも大変なのに、今後こどもが生まれたら、アパートでの生活はさらに大変になるだろうと考え、早いうちに家を買うことを決心しました。

購入するにあたり、建売を購入するか、注文住宅を購入するかを考えました。

建売は土地代も含まれており、比較的安価に購入できるというメリットがありますが、内装や間取りはあらかじめ決まっています。

一方、注文住宅は、土地と建物を別々に購入するため、価格は高めになりますが、間取りや内装を一から自分たちで決められます。

これまでのアパートでの生活から、自分たちのライフスタイルに合わせた家に住みたいと強く思っていたので、注文住宅で建てることにしました。

リクラスハウスを選んだ理由

細部にまでこだわりたい人にとっては、うってつけのハウスメーカーだったからです。

他にも5社ほどのハウスメーカーを回りましたが、他のハウスメーカーではある程度「標準」が決まっていました。

お風呂やキッチンにしても、基本的には決められたデザインの中から選び、好みのものがない場合は「オプション」として価格を上乗せし、好みのデザインを取り入れるというシステムでした。

それに対し、私が選んだリクラスハウスは、そもそも「標準」や「オプション」というものがありません。

さまざまな会社の商品の中から、予算とすり合わせて好みのものを選べました。

私はもともと「木の家」にしたかったので、キッチンや洗面台にも「木」を用いた商品を選びました。

料金を上乗せされることなく、予算内で希望がかなうハウスメーカーはリクラスハウスだけでしたので、これが決め手となりました。

工事中の現場の様子

上棟日から約1ヶ月間は、3~4名で建築工事をしていました。

その日によって大工さんがいたり、電気配線の作業員がいたりとさまざまですが、基本的に作業員のどなたかに声をかければ、建築中でも家の中を見られました。

見学時は、使用する機材や材料が床にたくさん置いてあり、足が踏み入れられないところもあるので、注意が必要です。

立ち入れない場所もあるため、見たいところがある際は、必ず大工さんに確認してから見るようにしていました。

1ヶ月ほどたって大まかな作業が終わると、大工さん一人で作業するようになります。

適時、設計図と自分たちの希望が合っているかを確認しながら作業を進めてくれるので、私もこまめに現場を見に行くようにしていました。

また、当然ですが、この段階ではまだ空調や温度設備がないため、真冬に建築していた私の家はとても寒かったです。

アフターケア・保証・定期点検などの感想

引き渡し後に実際に生活をしてみて問題がないか、担当者がこまめに連絡をくれました。

実際、「ガスコンロの1つが火の付きが悪い」「トイレの便座が温かくならない」といったことがありましたが、担当者から業者に連絡してもらい、すぐに対応してもらえました。

また、引き渡しから半年後に「6ヶ月点検」があり、建築士が壁紙の状態や水漏れがないかなどを確認表に沿って、くまなく点検してくれました。

アフターケアや点検がしっかりしているので、住み始めて10ヶ月が経ちますが、今のところ問題なく生活できています。

やってよかったこと・こだわりポイント

こだわったポイントは大まかに4つです。

木の家

1つ目は、家全体のテーマを決めたことです。

我が家は「木の家」をテーマに建てました。テーマを1つに絞ることで統一感のある家ができました。

無垢材

杉の無垢床

2つ目は、無垢材を使用したことです。床や天井、キッチンの背面収納や造作洗面台に無垢材を使用しました。

木の柄が印刷されたものと比べ、天然木は肌触りやにおいが違います。

無垢ならではのやわらかさや温かさがあるので、日々癒されています。

玄関に大谷石

大谷石の玄関

3つ目は、玄関一面に大谷石を取り入れたことです。

エコカラットと迷いましたが、我が家は天然木を多く使用していたので、天然石のほうが相性が良いだろうと考え、思い切って大谷石を取り入れました。

本物の石がもつ重厚感や高級感は他では出せないと思います。

玄関は家の顔と言われるように、お客様を出迎える場所であり、自分たちも毎日目にする場所です。

どんなに落ち込んで帰ってきても、玄関に足を踏み入れれば気持ちが前向きになりますし、来客からも「素敵な玄関だね」と必ず言っていただけます。

そんな幸福感をもたらすような玄関をつくれて、本当に良かったと感じています。

リビングに吹き抜け

リクラスハウスのリビングの吹き抜け

4つ目は、リビングに吹き抜けをつくったことです。

吹き抜けがあることで部屋全体が一気に明るくなり、開放感も出ます。

また、1階から2階がつながっているため、家族とのコミュニケーションがとりやすいのも取り入れて良かったと思うところです。

後悔ポイント・気になるところ

我が家はキッチンの床にも無垢材を使用しましたが、実際に使用してみて、水はねや油はねが気になるようになりました。

どんなに気を付けていても、料理中に油がはねたり、洗い物中に水がはねたりすることがあります。

そのままにするとシミになってしまうため、すぐに拭くようにしていますが、いちいちそれを気にしながら使用するのは正直面倒です。

今後、子どもができて、一緒に料理をしたり洗い物をするようになると、ますます汚れることが多いと思います。

そういったことを考えると、キッチンの床はわざわざ無垢材を使用するのではなく、拭き取りがしやすい床材にしておけば良かったなと思いました。

これから家を建てようと思っている方へのアドバイス

リクラスハウスの外観

アドバイスは3つあります。

ハウスメーカー選び

1つ目は、ハウスメーカー選びについてです。

できる限り多くのハウスメーカーを見学することをおすすめします。「絶対にここのハウスメーカーがいい!」というこだわりがなければ、最低でも3か所は見たほうがいいです。

理由は「担当者との相性」と「そのハウスメーカーで自分が希望とする家が建てられるか」と「見積もりはどのくらいになるか」を見比べてほしいからです。

家を建てていくうえで、担当者とのかかわりは必要不可欠となります。担当者を交えて打ち合わせを何回も行っていくため、相性が悪いと打ち合わせ自体がストレスになります。

コミュニケーションが不十分なまま進めてしまうと、満足のいく家は建てられません。

事前に何人かの担当者とかかわることで、なんとなく自分にとって話しやすい人や、よりよい提案を出してくれる人はどういう人かが分かってくると思いますので、きちんと自分に合う担当者を選ぶようにしましょう。

また、自分が希望する家を建てるには、それぞれのハウスメーカーの特徴をおさえることも需要です。

例えば、丈夫な鉄骨を売りにしているハウスメーカーに「木造の家を建てたい」というのは違いますよね。

木造の家を建てたいのであれば、木造住宅を強みとしているハウスメーカーに注文するのがベストだと思います。

このように、各ハウスメーカーのもつ強みや特徴は異なるので、特徴をしっかりとおさえた上で、自分の希望に近いハウスメーカーを選ばれることをおすすめします。

予算においても、同じ建坪でもA社とB社では金額が異なるということはよくあります。

あらかじめ予算を伝え、見積もりがどのくらいになるのかを相談し、比較するようにしましょう。

メモを取る

2つ目は、普段生活している中で「もっとこうしたら生活しやすくなるのに」と感じることをメモしておくことです。

たとえば、「キッチンの高さがもう少し高かったらいいのに…」「玄関がもう少し広ければ…」などといったことが挙げられます。

これらを細かく把握しておくと、実際に間取りや内装を考えていくうえで大変参考になります。

実際の家を見学する

3つ目は、注文住宅で家を建てた人が周囲にいれば、実際に家を見せてもらうことです。

ハウスメーカーのモデルハウスは良いものばかりを取り入れているので、モデルハウスと同じように家を建てようとすると高額になってしまったり、使い勝手が悪かったりします。

実際に住んでいる人から話を聞くことで、より生活しやすい家を具体的に考えられます。

実際に、私も5軒ほどのお宅を見せてもらいました。子持ちの家庭や高齢者夫婦など、さまざまです。家庭環境によって工夫している部分が異なるので参考になる部分が多かったです。

例えば、子持ちの家庭では、クローゼットの扉の取手を横ではなく縦につけていました。

これは、子どもが取手につかまってぶら下がるのを防止するためだそうです。子どもがいない私には思いつかないアイデアでした。

高齢者夫婦の家庭では、段差はなくして床はすべてフラットな状態でした。

トイレやお風呂場も広く作られており、人の手を借りながら生活ができるような工夫がされていました。

マイホームを建てたら、その先何十年とその家に住んでいくことと思います。

せっかく注文住宅で家を建てるなら、どの年代になっても使いやすいように設計できると良いでしょう。

そのためにも、実際の住まいから情報収集することはとても重要です。

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