秀光ビルドで注文住宅(GOODな家・1700万円・33坪・5LDK)を建てた、三重県在住40代男性の体験談です。
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基本情報
地域 | 三重県 |
---|---|
年齢と性別 | 40代男性 |
家族構成 | 夫婦・息子2人の4人家族 |
ハウスメーカー名 | 秀光ビルド |
商品名 | GOODな家 |
住宅タイプ | 2階建て |
構造・工法 | 木造軸組工法(在来工法) |
購入パターン | 注文住宅のみ(土地所有済) |
当初予算 | 2000万円 |
実際にかかった費用総額 | 建物1700万円 外構200万円 (※当時の金額。現在はより高額) |
坪単価 | 51万円 (※当時の坪単価。現在はより高単価) |
建坪(建築面積) | 16.53坪 |
延坪(延床面積) | 33.44坪 |
間取り | 5LDK |
検討開始から契約までの期間 | 6ヶ月 |
工期 | 4ヶ月 |
関連ページ | ・三重のハウスメーカー ・1000万円台 ・坪単価50万円台 ・10坪台 ・30坪台 ・5LDK |
外観・外構(画像)
東側の外観です。東側の2階の窓は、細くて回転式のものを採用しています。夏は海から風が強く吹くので、潮風が家の中に入りすぎないようにするためです。
ちなみに、2色の外壁や窓の形などは、長男の意見を採用しています
西側の外観です。こちらの2階の窓は東側と違い、一般的な引き違い戸の窓を採用しています。
その理由は、春や秋は山側から心地よい風が吹きますので、それを室内に取り込めるようにすれば、家全体の換気ができると考えたからです。
ちなみに、冬は山からの冷たい風が吹くので、基本的に閉めっぱなしです。笑
駐車場の洗い出し加工です。駐車場をコンクリートで固めてしまうと、雨天時に滑ってけがをする恐れがあります。
滑って転倒しないように、洗い出し加工を施してあります。おかげで雨の日も安心して駐車場を歩けます。
内装(画像)
土間収納です。玄関入ってすぐ左にあります。雨の日の濡れた傘や、レインコートも干せます。また、子供が外で遊ぶおもちゃをしまうスペースとして使っています。
広さとしては1畳分ですが、作ってよかったです。
リビング東側です。ソファーの手前には床暖房が入っていて、冬はこのスペースに家族全員が集まってきます。
キッチンです。実はシンクの下にフットスイッチがあります。蛇口をひねった状態で、足のつま先でスイッチを蹴ると水が止められます。もう一度蹴ると、再び水が出ます。
手が汚れているときや、料理をしているときはとても便利です。ただ、実家などの出先でもシンクの下を蹴ってしまう癖がつきました。笑
また、妻の要望で、キッチンからリビングを見渡せるように設計してあります。洗い物をしながら、すぐ子供の様子を確認できます。
書斎です。私は自宅で副業をしているので、ぜひとも欲しいと思っていました。子供も、宿題などで集中したいときにはここを使っています。もちろん私のお気に入りの部屋です。
お風呂です。お風呂はTOTO製です。床は柔らかく、保温性があります。子供も幼いので、柔らかい材質の床はとてもうれしいです。
バスタブも断熱材が入っているため、保温効果が高いです。冬場特有のお風呂の寒さは、新居に引っ越して緩和されました。
設計図・間取り図(画像)
間取り図です。この間取りは「できるだけ廊下を少なくしたい」というコンセプトで考えました。廊下らしい廊下は、2階に上がった部分のみにしかありません。
家を建てようと思ったきっかけ
きっかけは3つありました。
長男の小学校入学に合わせて建てる予定をしていた
もともと妻と結婚した当初から「長男が小学生に入るまでに家を建てたいね」と話をしていました。家を建てた際に小学校の学区が変わってしまうと、転校する必要が出てくるからです。
もし転校するとしたら、子供にも負担になりますし、新しい環境になじめるかも心配です。
そのような「子供に不安のない環境を整備したい」という思いから、長男の進学する時期を最終リミットとして、プランを立てました。
当時住んでいた賃貸では狭くなってきた
結婚した当初は、広めの1LDKに住んでいました。時がたつにつれて子供が2人生まれて荷物も増え、生活をする上でせまく感じるようになってきました。
子供も増えるにつれて、育児用品や子供の衣類、おもちゃなども増えてきました。
これから子供も大きくなるので、それに合わせた間取りの家が必要になると思い、新居の間取りを設計しました。
在宅で仕事をするための書斎が必要だった
もともと私が副業をしていたのですが、1LDKの間取りで仕事をするとなると、リビングダイニングか寝室になります。それゆえ、子供の泣き声だったり、動き回る子供の相手をしたりすると、仕事になかなか集中できません。
子供が寝静まった夜に作業をするとしても、間取りの性質上、部屋の明かりが寝室部分に漏れる構造でした。
そのため、アパートにいるときは、子供を起こさないように気を使いながら仕事をしていました。
この点に関しても、家を建てて本当によかったと思っています。
秀光ビルドを選んだ理由
こちらも3つありました。
2000万円ほどの予算で建てられる家を探していた
自分の年収(約500万円、手取り約350万円)と、ローンを払い終わる期間(最長25年)を考えて、予算を2000万円に設定しました。
その条件で建てられて、かつ、自分たちの条件がかなえられる住宅メーカーを探しました。
住宅設備が自分たちの要求を満たす内容だった
カウンターキッチンやオール電化など、夫婦の要望を出し合って、どれが可能かをすべて聞きました。
それらの要望の中には
- 基本プラン内でできるもの
- オプションで追加料金がかかるもの
- 不可能なもの
がありました。
それだけでなく、住宅メーカー側の制約というものもあります。
例えば、「○○はこの3社からお選びください」「これ以外は有料対応になります」といった感じです。
住宅メーカー側も、業者と提携することで安く仕上げることを実現しているわけですから、ある程度仕方がないことだと思います。
ただ、その条件で問題なければいいのですが、どうしても外せない場合は考える必要があります。
有料対応の場合、「いくらかかるのか?」そして「そのお願いをするのかどうか?」もしくは「その住宅メーカー以外にお願いするのか?」となってきます。それらをひとつずつ営業マンに確認して答えてもらいました。
すべてを聞き終えて、予定の予算内に収まることがわかって初めて、その住宅メーカーにお願いするかどうか最終選考に入りました。
最後の決め手は「担当してくれた営業マン」
最終的には条件に合う3社で迷っていたのですが、決め手となったのは、担当してもらった営業マンの差でした。
3社のうちの中で、秀光ビルドの営業マンが1番、最初に提示したこちらの意見を正確にくみ取ってくれていました。
この先、本契約してから半年以上、その営業マンと連絡のやり取りをするわけです。この少ない顔合わせの段階で、こちらの意見をスムーズに聞いてもらえる方にお願いして正解だったと思います。
電話をする度に連絡や伝達がうまくいかないようでは、お互いにストレスが溜まってしまいますからね。
工事中の現場の様子
まず、こちらが希望すれば、現場を自分で見るような機会も組んでもらえました。
耐震基準やきちんと施工されているかが気になる方は、このようなシステムを積極的に利用した方が良いと思います。
ただ、私の場合は住んでいたアパートのすぐ近くに建てたので、一回も利用しませんでした。
私たちは、棟上げが終わり、床と階段が完成した時点で、現場監督の立ち合いのもと、現場確認をしました。理由は壁を貼ってしまうと、柱の部分が見えなくなるからです。
その際に、最終的な細かい内装の打ち合わせもしています。こちらからの要望もこのタイミングで伝えています。
コンセントの位置や細かい箇所の施工方法、仕上げ方などを確認します。そこで別料金が発生するものに関しても、おおざっぱな見積価格で打ち合わせをしました。
また、建物の引き渡し時に、基礎や柱や屋根などの施工状況の検査報告書がもらえました。建てた後では確認できない部分も、写真付きで基準通りに施工されているか、冊子にして渡してもらえました。
全体を通して、何か聞きたいこと、確認したいことがあれば、担当者か現場監督に電話をかけて、聞いていました。
アフターケア・保証・定期点検などの感想
建物の引き渡しが終わると、建物に関する保証書を受け取りました。建物のパーツによって保証期間が異なるので、一覧表でまとめてあります。
定期点検は、点検専門の業者が年1回チェックしに来ます。目視による簡易チェックが、10年間無料でついてきます。具体的なチェック項目は以下の通りです。
- 外構:基礎、屋根、雨どい、設備の破損や漏水などのチェック
- 内装:冊子回り、室内建具、床、壁、設備機器の漏水チェックや動作確認
点検の際に家にいる必要はありますが、ずっと立ち会う必要はありません。点検時に入ってほしくない部屋も、訪問時に伝えれば大丈夫です。
年1回ではありますが、何か困ったことがある時に気軽に聞けるので安心します。蝶つがいのことや、基礎のひび割れなどを聞きました。
やってよかったこと・こだわりポイント
大きなポイントが6つあります。
間取り
我が家のは「できるだけ廊下を少なくしたい」というコンセプトで考えました。「廊下が少ない方が各部屋を広く取れる」と考えたからです。
そのため、坪数の割には、各部屋の広さも確保できており、生活動線も短くなるように工夫がしてあります。
また、季節によって風向きが変わるので、いろいろな方向から風を取り込めるように、窓の位置も工夫しました。
リビング
リビング中央にあるソファーの手前には、床暖房が入れてあります。妻の妹夫婦宅へお邪魔した際に、床暖房の良さを実感して、取り入れることにしました。
エアコンのみで暖房をすると、どうしても部屋の上部だけ温まり、足元が寒くなります。その点、床暖房は足元から暖かいですので、冷え性の妻も喜んでいます。
また、私と妻の意見の合致から、我が家のカーテンはすべて遮光性のないカーテンを採用しています。
その理由は、以前アパートで暮らしていた際に遮光カーテンを使用していたら、朝になったことに気づかず遅刻をしたからです。笑
しかもリビングのカーテンは、白い色のカーテンにしました。夏の日差しを抑えつつ、太陽光で部屋の明るさを確保するためです。
キッチン
キッチンはTOTO製です。妻がTOTOのショールームで実際に体験して決めました。妻の要望は以下の通りです。
- 汚れが付きにくくて手入れがしやすいこと
- シャワーヘッドであること
- ビルトインの食洗器が付いていること
- 浄水器が別になっていること
これらを考慮して選んでいます。
キッチンの横幅も十分にあるので、夫婦並んで作業したり、子供に手伝ってもらったりしても、全然狭くありません。
書斎
自宅で副業をしているので、新居を建てる際にはぜひとも欲しいと思っていました。朝早く起きて仕事をするので、朝日が差し込む東側に書斎を構えています。
この部屋からZOOMでやり取りもしますし、オンラインセミナーなども行っています。
玄関収納
家族で住宅展示場を回っているときに、ぜひとも欲しいと思ったのが「玄関収納」でした。
子供のレインコートを干すスペースとして、また、子供が外で遊ぶおもちゃをしまうスペースとして大助かりです。
広さとしては1畳分ですが、作ってよかったと思っています。もう少し広ければ、子供の自転車も収納できますね。
駐車場の洗い出し加工に関して
駐車場をコンクリートで固めてしまうと、雨天時に滑ってけがをする恐れがあります。
以前住んでいたアパートも、アプローチ部分をコンクリートで固めてありました。そのアプローチを雨天時に歩いていた際に、息子も私も滑って転倒した経験があります。
新居ではそのようなことがないように、何か工夫をしたいと考えていました。
エクステリアの業者さんに相談したところ、この「洗い出し加工」を提案してもらいました。おかげで雨の日も安心して駐車場を歩けます。
ただ、コンクリートで固めた時よりも、表面がゴツゴツしますので、子供がコケた時のけがは、こちらの方が少しひどくなります…。
後悔ポイント・気になるところ
こちらは4つあります。
ベランダが狭い
以前暮らしていたアパートに比べて、ベランダの広さが半分になってしまいました。
以前のアパートで気に入っていたところの一つが、ベランダの広さでした。きちんと測っていませんが、おそらく4畳分くらいはあったと思います。
それが、新居の打ち合わせの際に自分たちが忘れてしまっていたので、半分くらいの大きさになってしまいました。
あとからリフォームで設置することもできますが、これは住んでから夫婦そろって「失敗した」と思った点です。
細かいコンセントの配置
調理を楽にするために、カウンターキッチンの上部にコンセントを集中させてほしかったのですが、うまく現場監督さんに伝わらなかったため、希望通りにはなりませんでした。
単純に、私から現場監督さんへの説明が不足していたのだと思います。
今はカウンター下から延長コードを2本伸ばして、調理器具などを使っています。
どの家電をどこに配置するかによって、コンセントの位置も変わってきます。特にキッチンは、近くに火も水もあるので、コンセントの位置を考えて配置した方が良いです。
エアコンの設置位置
エアコンの吹き出し口が、ドアに向かっている部屋があります。そのため、誰かが出入りすると、そこから暖気・冷気が出ていってしまいます。
また、エアコンの風がドアに直撃するので、エアコンがドアを温める(冷やす)ことになります。部屋を暖める(冷やす)熱効率から考えても、ドアに直風が当たるのは正直よくないと思います。
部屋の中の空気を循環するように、エアコンの設置位置と向きを気にした方が良いです。
リビング階段
我が家はドアなどの仕切りがなく、リビングから直接2階へ上がれる構造になっています。そのため、部屋の暖かい空気が2階へ上がり、冬場は冷気が2階から降りてきます。
住み始めてからカーテンを設置して、ある程度緩和されましたが、今からでもリフォームをして、スライド扉を設置しようかと考えています。
これから家を建てようと思っている方へのアドバイス
予算が大事!具体的な話はここから始まります
私の場合は、自分の年齢と所得を考えて、25年間で2000万円を返すイメージで住宅ローンを考えました。
借りられる金額が決まってから、土地購入金額や、建てる家の予算が決まります。それによってお願いする住宅メーカーも変わってきますので、実は先に銀行や労金などに行った方が早いかもしれません。
現金一括で建てられる方は少ないと思いますので、まず借りられる額が明確にしたほうがいいかなと思います。
内装・外観は先にコンセプトを決めておく
私が家を建てるとき、内装は結婚してから住んでいたアパートと同じ感じのものをイメージしていました。妻もそれに共感してくれましたので、内装の素材選びに関してはスムーズにできました。
担当者さんも、ひとつずつ決める速さにビックリしていました。
内装に関してもう一つアドバイスをしておくと、夫婦間でイメージを共有する方法としては、「家具屋さんのショールームを利用する」というものがあります。
広めの家具屋さんはたいてい、販売している商品を集めて、部屋のコーディネートをイメージしやすくしています。
部屋のイメージは、なかなか言葉では説明しにくいものですので、共通のイメージを作るために、ディスプレイしてある部屋や、家具屋さんのカタログをもとにして、夫婦間の話を進めましょう。
外観に関しては、車や電車やバスの車窓から見える家を指さして、妻とイメージを共有していました。お互いに、ごちゃごちゃした作りではなくシンプルで、縁側とベランダを作ることくらいのイメージでした。
車移動しながら、「あのお宅の外壁の感じがいいね」とか「あの屋根瓦の感じがいいね」といった感じです。
ポイントは「2人で一緒に見ておくこと」です。そうすることで、住宅メーカーでの打ち合わせの際に、後から同じイメージを思い出して共有できます。
間取りの決め方に関して
まずは今住んでいる家やアパート、以前住んでいた所の長所短所を洗い出しましょう。
自分の経験から、新居に何が欲しいかがわかってきます。そうすれば、自然と理想の間取りが出来上がります。
あとは予算と建坪の広さ、他の部屋との間取りの兼ね合い、生活動線などを考慮してバランスをとればいいと思います。
周りの人に聞いてみる
これも私が実践していたことです。実際に家を建てたことのある人やマイホームを買った人に、自分の家の良いところ、悪いところをどんどん聞きました。
そうすることで共通の良いところ、ダメなところが見えてきたりします。
また、そのようにヒアリングする中で、自分が知らなかったような方法やアイデアも出てきたりします。ヒアリングして集まった意見をもとにして、それらを建てる家に取り入れるかを1つずつ決めましょう。
夫婦で意見が割れた時
もし意見が割れた場合は、あらかじめどのように決めるか「決め方」を決めておくといいです。うちの場合は意外かもしれませんが、長男に決めさせていました。これが意外と良い意見を出してくれたりしました。
細かい内装選びなどは単純に時間がかかるので、いちいち詰まっていると全然進みません。くじ引きでも、じゃんけんでもいいので、どんどん決めていきましょう。
配偶者が協力的でない場合
うちの兄夫婦がこのような状況でした。このようなケースは意外と多いと思います。
その際に重要なことは「過度に期待しない」こと。自分の意思を担当者さんにどんどん伝えましょう。配偶者には報告のみでOKだと思います。
もともと興味がないのですから、深く突っ込んで聞いたりしない方が、お互いに気分もよくて、事がスムーズに進みます。
むしろ自分の自由に決められることを楽しんで、話を前に進めてしまえばいいと思います。
まずは間取り&見積もりを揃えることから始めましょう!
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