ヤマダホームズで注文住宅(3200万円・33坪・3LDK)を建てた、福岡県在住30代男性の体験談です。
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基本情報
地域 | 福岡県 |
---|---|
年齢と性別 | 30代男性 |
家族構成 | 夫婦2人 |
ハウスメーカー名 | ヤマダホームズ |
商品名 | なし |
住宅タイプ | 2階建て |
構造・工法 | 木造2×4工法 |
購入パターン | 土地と注文住宅 |
当初予算 | 3800万円 |
実際にかかった費用総額 | 土地580万円 建物2100万円 地盤工事・外構工事・諸費用など1100万円 (※当時の金額。現在はより高額) |
坪単価 | 63万円 (※当時の坪単価。現在はより高単価) |
建坪(建築面積) | 19.28坪 |
延坪(延床面積) | 33.30坪 |
間取り | 3LDK |
検討開始から契約までの期間 | 1年6ヶ月 |
工期 | 6ヶ月 |
関連ページ | ・福岡のローコスト住宅 ・3000万円台 ・坪単価60万円台 ・10坪台 ・30坪台 ・3LDK |
外観・外構(画像)
外観を正面から撮影したものです。手前の白っぽい外壁は妻が、奥のウッド調の外壁は私が選んだものです。何か一つ特徴を…ということで、正面に大きなアールの窓を付けていただきました。
内装(画像)
要望していたロボット掃除機の収納スペースです。購入するロボット掃除機も決まっていたので、少し余裕があるくらいに作っていただきました。
リビングです。できる限り広くしたかったのですが、土地の広さ的に18畳が限界でした。
インテリア込みのリビングのCG画像です。インテリアのコーディネートをする際にイメージがつきにくかったので、自分たちで作成しました。
これも自分たちで作ったCGです。打ち合わせ最終日の打ち合わせ前に壁紙屋さん立ち寄ったところ、新しく出た商品があり、その壁紙が気に入り、どうしても使用したいと話したところ、階段正面の壁紙なら馴染みそうだったので、無理を言って入れ込んでもらいました。
工事現場(画像)
基礎工事の杭打ちをしている際に杭が差し込めなくなったため、一度杭打ちを中止し、土地を掘り返したら、大量石が出てきました。
設計図・間取り図(画像)
1階の最終図面です。建坪的に結構無理のある要望をしましたが、設計士の方とずっと話し合い、上手くまとめてくれました。
こちらは2階の図面です。
家を建てようと思ったきっかけ
注文住宅を建てようと思ったきっかけは特になく、妻も私も一軒家を建てるなら注文住宅と自然に考えていました。そこで結婚して1年ほどが経過したときに、「そろそろ家でも建てようか」という話になり、休みを合わせ、住宅展示場を回り始めました。
妻ともいろいろ話し合い、とりあえず家についての知識を得ようと思い、鉄筋コンクリート造りのハウスメーカー、木造のハウスメーカー、有名なメーカーから聞いたことのないメーカーまで、半年ほどかけて話を聞いて回りました。
いろいろなハウスメーカーのお話を聞いた結果、建売に比べたらお金がかかりますが、一生に一度の買い物なので注文住宅で建てることに決めました。
ヤマダホームズを選んだ理由
ヤマダホームズ(当時はヤマダ・エスバイエルホーム)は、私たちの中では候補に挙がっていないどころか、そもそも聞いたことのないハウスメーカーでした。
ある日、妻と住宅展示場を回っており、外はもうすっかり暗くなり、住宅展示場もあと30分ほどで閉まる時間になっていたので、そろそろ帰ろうかと駐車場向かっている途中で、目に留まったのがヤマダホームズでした。
2人とも知らないハウスメーカーでしたが、名前的にヤマダ電機系列の家かな?と思い、「せっかく住宅展示場に来たので最後に30分だけ見学して帰るか」となり、展示場に入ってみました。
展示場に入ると受付の方が慌てて近づいてきて、「すみません!今ちょうど営業の方が全員出払っていて…。見学だけでも大丈夫ですか?」と尋ねてきました。
私たちもそこまでしっかり話を聞くつもりはなく、最後に何となく入っただけなので、「あー、大丈夫ですよ。こんなぎりぎりの時間に来てすみません」と言って、パパっと見学して帰ろうとすると、奥の方から1人スーツ姿の方が出てきて、「私でよければ説明しますよ!」と40代半ばくらいの男性が現れました。
その方は営業スタッフではなく一級建築士の方で、それまで聞いていた営業スタッフの営業トークとは違い、私たちがいいと思っているハウスメーカーのいいところや、自分の会社よりこういうところは優れているなど、客観的に教えてくれました。
その他にもいろいろ雑談をしたり、家そのものについての話をしました。
そんな話をしているうちに私も妻も「この方に自分たちの家を建ててほしい」と思い、ヤマダホームズに決めました。
工事中の現場の様子
家を建てた場所は当時住んでいたマンションから近く、休みの日や仕事帰りにフラッと立ち寄れる場所だったので、工事中は割と頻繁に顔を出していました。
基礎工事の杭打ち工事の時は私も妻も仕事で顔が出せないと伝えると、工事担当の方が「では写真を撮っておきますね!」と言ってくれ、後から杭打ち工事をしている写真と動画を見せてくれ、念のためにと、SDカードにその写真を入れて、私たちにくれました。
基礎工事が終わり、その後も週に2~3度差し入れを持って顔を出していました。そしてある日、妻が仕事帰りに家の前の道路を通ったときに、大工さんが玄関の軒下でタバコを吸っているのを目撃しました。
敷地外で吸うなら別に文句は言いませんが、さすがにまだでき上がっていない家とは言え、それはダメだろうと思い、工事担当の方に電話し、タバコは敷地外で吸うようにしてくださいと伝えたところ、30分程して施工業者の社長さんから電話が来ました。
「監督不行き届きで申し訳ない。今後二度とそのようなことはしないようにします」との謝罪の電話でした。その後、タバコを吸っていた方からも直接謝罪があり、それ以降一度も目撃していませんので、おそらく大丈夫だったと信じています。
そのでき事以外は問題ありませんでした。皆さん親切で、質問したら作業の手を止めてくれていろいろと教えてくださったので特に悪い印象なく、家が少しずつでき上がるのを楽しみながら見られました。
アフターケア・保証・定期点検などの感想
引き渡し後、3ヶ月くらいはヤマダホームズの工事監督の方が割とこまめに見に来てくれて、屋根が汚れていたら脚立も持ってきて掃除してくれたり、「何か不都合なことはないですか」と尋ねてきてくれていました。
そして1年目に定期点検があり、その時に工事監督の方と一緒にメンテナンス担当の方も来て、「今後はこちらのメンテナンス担当の方に引き継ぎます」と、簡単な自己紹介をした後に点検を行いました。
その時に、壁紙が少し膨らんでいたり、窓のサッシの部分に、おそらく取り付ける際に印をつけたと思われる赤いラインが入っているのを発見しました。
その他にもキッチンのコーキングに穴が開いていたりと、そこまで気になるほどではないけれど、言われたら気になるくらいのものがいくつか見つかりました。
メンテナンス担当の方が「できる限りすぐに修正・交換します」と言って帰っていきましたが、それから1年…いまだに連絡がありません。
一度こちらから「まだですか?」と連絡してみると「申し訳ないです!すぐに手配します!」と言いましたが、未だに来ていません。他のハウスメーカーのことは知りませんが、こんなものなのかなぁと半分あきらめています。
また、月に1万円ずつヤマダホームズに積み立てをし、10年後の点検の時にはその積立金で点検を行うというシステムに加入しています。特別お得なものではありませんが、強制的に口座から引き落とされるので確実ではあります。
やってよかったこと・こだわりポイント
家を設計する前から、これだけは作ってくださいと伝えていたことがいくつかあります。
- リビングにロボット掃除機用の収納スペースを作る
- 脱衣所と洗面台は別にする
- 玄関から入ってすぐ階段が見えないようにする
- 1階の廊下にコートなどを掛けておけるウォークインクローゼットを作る
- 洗濯物が雨で濡れないようにサンルームをつける
予算的に、もしくは土地の広さ的に、全部は無理かもなぁと思っていましたが、すべて私たちの要望通りに設計してくれました。
中でも1階廊下のウォークインクローゼットはかなり重宝しており、これはかなりおすすめです。脱衣所と洗面台が別というのも、親や友人が泊まりに来た時や、将来的に子どもが大きくなった時などのことを考えると、よかったと思います。
後悔ポイント・気になるところ
基本的には満足していますが、一番後悔しているのは収納です。
我が家で一番大きな収納は、2階の私たちの寝室にあるウォークインクローゼットです。大きめに作ろうと思い、4畳のウォークインクローゼットを作りました。しかし、妻がもともと洋服を多く持っており、今の段階でかなりぎりぎりです。
そして、寝室が12畳と、大きく作りすぎてしまいました。
当初の予定では、ある程度の時間になったら、寝室に上がって寝室でゆっくりテレビでも見ながら、眠くなったらそのままベッドに横になろうと考えていましたが、大型テレビと大きなソファがあるリビングの方が快適です。
2階にもマンションにいた頃に使用していた2人掛けのソファを置きましたが、一度大きなソファを使ってしまうと狭く感じてしまいます。
そんな理由から、もう少し寝室を小さくして、収納スペースを広くとったほうがよかったなと思っています。
また、小さいこと言うと、2階の寝室にいるとインターホンがまったく聞こえません。休みの日に少し遅めに起きてみると来客があったということが多々あります。
今からでも2階にインターホンの親機を設置できないこともないですが、なかなかそういう気持ちにならないので、最初からつけておけばよかったかなと思います。
これから家を建てようと思っている方へのアドバイス
いろいろなハウスメーカーの話を聞いてみて、住宅展示場に入っているような割と大手のハウスメーカーであれば、どこで建てても大きな違いはないように感じました。
あとは鉄骨造か木造か、営業の方と合うか合わないかなのかなと思います。
せっかくの注文住宅なので、自分たちがこれから先、年をとっても住みやすい家を作れるように、設計の段階を一番重要視するといいと思います。
今はネット上に家を建てた際の失敗談を書いている人も多く、結構ためになる話や、実際暮らしてみなければ気づかないようなことをあらかじめ知られますので、面倒くさがらず、いろいろ調べてください。
そして、何かやりたいことや作ってほしいことがあれば、些細なことでもとりあえずメーカーの方に提案し、予算との兼ね合いから妥協点を見つけていくといいと思います。
とにかく、何でもメーカーの方に話してみることが大事です。無理を承知で言ってみると、理想通りではなくても、理想に近い形の提案をしていただける可能性が高いです。
一生に一度の買い物。「恥ずかしい」とか「どうせ無理だから」とあきらめず、できる限り理想に近い家を建てられるように頑張ってください!
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家づくりを検討し始めると、とりあえずまずは住宅展示場に…となりがちですが、これはNGです。時間も体力も労力もむだにかかってしまいます。
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